ソラナ、トークン関連処理の計算効率向上を狙う「p-token」提案が前進

ソラナが「SIMD-0266」提案を承認し、トランザクション効率化へ

ソラナ(Solana)向けインフラ開発企業アンザ(Anza)が昨年提出したプロトコル提案「SIMD-0266」が、3月14日に承認済みと伝えられた。この提案は、既存のSPLトークンプログラムを、より計算効率の高い「p-token」に置き換えるもので、トークン関連処理の計算効率向上を狙うものだ。

p-tokenの導入により、ソラナにおけるトークン取引関連の計算負荷(CU消費)が軽減される設計となっている。実装が成功すれば、ソラナネットワーク上でのトークン関連処理の計算コストが削減される可能性がある。これはソラナが進めているスケーラビリティ改善における重要なステップの一つとなる。

p-tokenは、既存SPLトークンと同じ命令セットおよびアカウントレイアウトを維持するドロップイン置換として設計されている。提案書では、Transferが4,645CUから76CU、TransferCheckedが6,200CUから105CUへ低下する例が示されており、トークン関連処理のCU消費を大幅に削減できる可能性がある。

ソラナ財団(Solana Foundation)の技術担当副社長ジェイコブ・クリーチ(Jacob Creech)氏は、メインネット投入の目安を4月としている。ただし、これは確定日ではなく見込み段階のスケジュールだ。加えて、公式SIMD文書のstatusは現時点でも「Review」のままで、agaveのfeature gate trackerでも「Pending Testnet Activation」とされているため、現時点ではロールアウト完了ではなく、導入準備が進められている段階とみるのが適切である。

参考:GitHub
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。