ZODLが約39億円調達
プライバシーコイン「ジーキャッシュ(Zcash)」向けの主要UI(ユーザーインターフェース)を開発する「ジーキャッシュ・オープン・デベロップメント・ラボ(Zcash Open Development Lab:ZODL)」が、2,500万ドル(約39.3億円)を調達したと3月9日に発表した。
この調達には、パラダイム(Paradigm)、a16zクリプト(a16z crypto)、ウィンクルボスキャピタル(Winklevoss Capital)、コインベースベンチャーズ(Coinbase Ventures)、サイファーパンクテクノロジーズ(Cypherpunk Technologies)、メイルストロム(Maelstrom)、チャプターワン(Chapter One)のほか、暗号資産(仮想通貨)とテクノロジー分野のエンジェル投資家グループが参加したとのこと。
ZODLは今回の調達を通じて、エンジニアを含む人材の拡充を進める方針だという。
ZODLは、ジーキャッシュの主要開発企業エレクトリック・コイン・カンパニー(Electric Coin Company:ECC)の元CEOジョシュ・スウィハート(Josh Swihart)氏によって設立されたとのこと。ECCの下では、ジーキャッシュ向けウォレット「ザシ(Zashi)」が2024年に立ち上げられ、その後「ジードル(Zodl)」へ名称変更された。
同ウォレットは立ち上げ以降、ジーキャッシュのシールドプール(秘匿領域)の成長を400%超押し上げてきたという。また、2025年10月以降には6億ドル(約946億円)超の暗号資産ジーキャッシュ(ZEC)のスワップを促進してきたとのこと。
また今年1月には、ZODLのプロダクトチームを含むECCの全チームがZODLに加わり、ジーキャッシュの主要UI開発を引き続き担っているとのこと。
さらに、ジードルのプロダクトチームを含むECCの全チームがZODLに加わり、ジーキャッシュの主要UI開発を引き続き担っているという。ZODLは、ジードルをオープンでセルフカストディ(自己保管)型のプライベート金融プラットフォームとして展開しているとのこと。また、パートナー企業との提携を通じてエコシステムの相互運用性を広げながら、秘匿型のZEC取引の普及拡大を目指しているという。
あわせて、ジーキャッシュのプロトコル開発もZODLの中核的な取り組みの1つに位置付けられている。ECCで重要システムを設計、構築、維持してきたエンジニア陣もZODLに加わっているとのこと。
なお今回出資参加したサイファーパンクテクノロジーズは、ZECを保有・運用する米ナスダック(Nasdaq)上場のDAT(デジタル資産トレジャリー)企業だ。同社は3月9日、ZODLに500万ドル(約7.8億円)の出資を発表した。これはサイファーパンクテクノロジーズにとって、ZECの取得以外では初のプライバシー技術企業への投資とされる。
また同社の戦略アドバイザーとしてスウィハート氏が2025年12月に参画している。3月9日時点の同社ZEC総保有量は29万4,743.10ZEC、平均取得価格は335.89ドル、ネットワーク全体に占める保有比率は約1.78%だ。
— Zashi → Zodl (@zodl_app) March 9, 2026