クラーケンのSPAC「クラックアクイジション」、ナスダック上場完了

クラーケン関連会社が増額後のIPOを完了

大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)の関連会社がスポンサーを務める「クラックアクイジション(KRAKacquisition Corp)」が、米国での新規株式公開(IPO)を完了したと1月30日に発表した。

発表によると、クラックアクイジションは3,450万ユニットを1ユニット10.00ドル(約1552円)で公募し、追加販売分を含めて、総額3億4,500万ドル(約535億円)を調達した。これは引受手数料や募集費用を差し引く前の金額となる。

クラックアクイジションは、将来、未上場企業との合併や資産取得などを行うことを目的に設立された上場会社(SPAC)だ。現時点では、具体的な相手先は決まっておらず、実質的な協議も行っていないとしている。

同社のユニットは、1月28日からナスダック・グローバル・マーケットで「KRAQU」のティッカーで取引が始まっている。各ユニットは、クラスA普通株式1株と、将来、一定の価格で株式を購入できる権利の一部で構成されている。今後、これらが分けて取引されるようになった後は、普通株式が「KRAQ」、購入権が「KRAQW」として上場される予定だという。

同社は1月27日、3,000万ユニット、総額3億ドル(約約465.5億円)規模でのIPO価格決定を発表していた。その後、需要を踏まえて追加販売が行われ、最終的な調達額は3億4,500万ドル(約535億円)に拡大した。

今回のIPOに関連する登録届出書は、1月27日に米国証券取引委員会(SEC)によって有効とされている。

クラックアクイジションのスポンサーには、クラーケンの運営会社である「ペイワード(Payward)」の関連会社が含まれている。同社は、今年1月にIPOに向けた書類を提出した際、決済ネットワークやトークン化基盤、ブロックチェーン関連インフラなど、デジタル資産経済の基盤となる分野の企業を将来の合併先として検討する方針を示していた。

今回の上場により、クラックアクイジションは将来の合併に向けた資金と上場枠を先行して確保した形となった。

参考:プレスリリース
画像:iStocks/ThinkNeo

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。