21シェアーズの「エックスアールピー(XRP)」現物ETF、Cboe BZXで取引開始

21Shares XRP ETF取引開始

スイスの資産運用会社21シェアーズ(21Shares)組成の暗号資産(仮想通貨)エックスアールピー(XRP)現物ETF(上場投資信託)が取引開始された。同社が12月11日に発表した。

21シェアーズ組成のXRP現物ETFの名称は「21Shares XRP ETF」。ティッカーシンボル「TOXR」で米シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)に上場した。

なおTOXRは1940年投資会社法に基づく登録ファンドではなく、別の規制枠組みの下で提供されるETFのため、同法に基づく投資家保護の適用対象外となる。

現在米国で取引されているXRP現物ETFはTOXRのほかに、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)の「Franklin XRP ETF(XRPZ)」、グレースケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)の「Grayscale XRP Trust ETF(GXRP)」、ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management)の「Bitwise XRP ETF(XRP)」、カナリー・キャピタル・グループ(Canary Capital Group)の「Canary XRP ETF(XRPC)」があり、いずれも米資産運用会社が組成している。

また、米リップル(Ripple)社CEOブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏は12月9日、米国で取引開始された複数のXRP現物ETFのAUM(運用資産残高)が上場から4週間未満で10億ドル(当時約1,563億円)規模に達したとXで報告した。

さらに12月2日、米資産運用大手バンガード・グループ(Vanguard Group)が自社のブローカレッジプラットフォーム上で、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、XRPなどを主要資産とする他社のETFや一部暗号資産関連投資信託を、米国のブローカー口座を通じて取引可能にした。

参考:21シェアーズ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。