米アグリフォース、アバランチ特化企業へ転換。3億ドルの資金調達を完了

アグリフォースが「AVAX One」へ社名変更へ

米ナスダック(Nasdaq)上場アグリフォース・グローイング・システムズ(AgriFORCE Growing Systems)が、アバランチ(Avalanche)エコシステムに特化した企業体へと転換を進める一環として「PIPE(Private Investment in Public Equity)」による調達を完了したと11月5日に発表した。アバランチエコシステムへの投資を中核に置く企業は、ナスダック上場企業としては初になるとのこと。

アグリフォースは今年9月に、暗号資産(仮想通貨)アバランチ(AVAX)を中核とするトレジャリー(財務資産)戦略を導入し、社名を「エイバックスワン(AVAX One)」へ変更する計画を明らかにしていた。今回のPIPE調達完了は、その転換プロセスにおける主要なマイルストーンとなる。なお社名変更は、今後数週間のうちに実施される予定だ。

同社は、株主総会において本計画に関する議案が承認されたことを受け、ハイブマインド・キャピタル(Hivemind Capital)が主導する約3億ドルのPIPE取引を実行した。今後は追加の資金調達や市場での株式発行を通じて、AVAXの取得を進める方針だ。

アグリフォースは、AVAXの保有を通じて、アバランチを基盤としたデジタル資産市場へのアクセスを投資家に提供する「上場型デジタル資産トレジャリー(DAT)」企業を目指すとしている。

同社によると、最終的には最大7億ドル(約1,040億円)相当のAVAXを保有する体制を目指すという。なお既存事業である分散型コンピューティング関連事業「テラハッシュデジタル(TerraHash Digital)」は継続される。

なお暗号資産を企業の財務戦略に組み込む動きは、ビットコイン(BTC)を中心に以前から見られていたが、今年に入り特定のアルトコイン・エコシステムに特化する企業の事例も増えてきている。

その一例として、ビットマインイマージョンテクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies)が自社財務にETHを大量保有しており、同社のETH保有量は全供給量の約2.8%に達している。またソルストラテジーズ(SOL Strategies)がソラナエコシステムへの投資・インフラ提供企業としてナスダック上場を果たしている。

参考:プレスリリース
画像:iStocks/natasaadzic

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