リップルが南アフリカでデジタル資産カストディ提供へ、Absa Bankと提携で

Ripple社がAbsa Bankと提携

米リップル(Ripple)社が、南アフリカ拠点の大手銀行グループ「アブサ・バンク(Absa Bank)」と戦略的パートナーシップを締結し、南アフリカの顧客向けにデジタル資産カストディ(保管)を提供予定であると10月15日に発表した。

アブサは、リップルの機関投資家向けカストディ技術を採用し、暗号資産(仮想通貨)を含むトークン化資産を安全かつ拡張性高く保管するとのこと。今回の提携によりアブサは、リップル社にとってアフリカ初の主要カストディパートナーとなる。

ちなみにリップル社は今年9月4日、同社発行の米ドル建てステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」をアフリカで提供開始した。同社はチッパーキャッシュ(Chipper Cash)、ヴァラ(VALR)、イエローカード(Yellow Card)の3社と提携し、RLUSDを現地で流通開始したとのこと。

なおRLUSDとは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の信託会社チャーターを受けている米ドル連動型ステーブルコインだ。エンタープライズ用途に特化し、特に国際送金の速度向上とコスト削減を目的に設計されている。現在、RLUSDはXRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)とイーサリアム(Ethereum)の両チェーン上でネイティブに発行されている。

参考:リップル社
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。