SWIFT、「リネア」で銀行間メッセージング移行パイロットプロジェクト実施へ=報道

SWIFTがLinea採用か

SWIFT(国際銀行間通信協会)が、銀行間メッセージングシステムをブロックチェーンへ移行するパイロットプロジェクトをリネア(Linea)上で実施予定のようだ。Web3メディア「ザ・ビックホエール(The Big Whale)」が9月27日に報じた。

リネアは、メタマスク提供元のコンセンシス(Consensys)が開発したイーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションだ。同ソリューションは2023年7月にメインネットローンチした。

このプロジェクトには、BNPパリバ(BNP Paribas)やBNYメロン(BNY Mellon)を含む十数の主要銀行が参加するとのこと。さらに同プロジェクトでは、安定した国際決済を視野にステーブルコインの導入も検討されているという。

また同プロジェクトでリネアが採用された背景には、イーサリアム(Ethereum)基盤レベルのセキュリティを維持しつつ、zkp(ゼロ知識証明)によるプライバシー確保とコンプライアンス対応を実現できる点が挙げられている。

なおゼロ知識証明とは、ある主張が正しいという事実を主張内容を明かすことなく、第三者に証明できる暗号学のプロトコルだ。

画像:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。