コインベースがUSDCレンディングサービス開始、年10.8%の利回り提供

コインベースがUSDCレンディングサービス開始

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、米ドル建てステーブルコインUSDCのレンディングサービス開始を9月18日に発表した。

同サービスは年10.8%の利回りを提供するという。これまでもコインベースでは、USDC保有時に年4.1%(コインベースワン会員は4.5%)の利回りを得られる「パッシブ報酬」を提供していたが、今回発表の新サービスではこれを大幅に上回る利回りとなる。

このレンディングサービスは、ユーザーがコインベースアプリ内から直接利用でき、手続きはすべてアプリ内で完結するという。

同サービスの仕組みは、イーサリアムL2ブロックチェーンであるベース(Base)上で展開される分散型レンディングプロトコル「モルフォ(Morpho)」と、オンチェーン資産管理を行う「ステーキハウス・ファイナンシャル(Steakhouse Financial)」によって構成されている。ユーザーがコインベース上でUSDCを預け入れると、コインベースがスマートコントラクトウォレットを自動で作成し、ステーキハウス・ファイナンシャルが管理するオンチェーン金庫(vault)を介してモルフォに接続される。

モルフォでは預け入れたUSDCが複数のレンディング市場に分配され、リターンが最適化される設計となっている。ユーザーは資金に常時アクセス可能で、流動性が許す限りいつでも引き出せるという。

なおこのサービスは、今後数週間のうちにニューヨーク州を除く米国、バミューダ諸島、およびその他の一部地域において展開される予定とのこと。コインベースは、安定性の高いUSDCを活用した新たな運用手段として、本サービスを通じて「より高い報酬と柔軟性を提供する」としている。

 

参考:コインベース
画像:PIXTA

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あたらしい経済 編集部

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