ロボットコンサルティング、ETH投資アドバイザーにビットフライヤー元代表
Robot Consulting(ロボットコンサルティング)のイーサリアム投資戦略および財務に関するアドバイザーに、国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤーHD(bitFlyer Holdings)の元代表取締役である関正明氏が9月1日付で起用された。Robot Consulting が9月5日に発表した。
Robot Consulting は、米ナスダック(NASDAQ)上場の国内リーガルテック企業。LLM (⼤規模⾔語モデル)などのAIを活⽤して世界中の法律を学習させたAIエージェント型の「ロボット弁護⼠」の開発を進めている。なお同社は9月4日に10億円相当のイーサリアム(ETH)購入予定を発表している。
今回 Robot Consulting のイーサリアム投資アドバイザーに就任した関氏は、2020年2月にビットフライヤーおよびその持株会社であるビットフライヤーHDに入社し、2022年4月から2023年3月まで両社の代表取締役を務めていた人物。それ以前は、日本興業銀行、みずほ証券、ドイツ証券、野村ホールディングス、SBI証券において、トレーディング、リスク管理、財務、内部監査の業務に従事していた経歴を持つ。関氏についてロボットコンサルティングは、「金融および暗号資産分野において豊富な経験を有する専門家」と紹介している。
Robot Consulting 取締役CEOであるタクール・アミット氏は「関氏を当社のイーサリアム投資戦略および財務目標のアドバイザーとして迎えることができ、大変嬉しく思います。ビットフライヤー社でのリーダーシップと実績ある専門知識を活かし、当社がイーサリアムの導入を推進するうえで、極めて重要なステップとなるでしょう。これは、当社のミッションにおけるもう一つの重要なマイルストーンであると確信しています」と述べている。
また関正明氏は「このような新たな局面に Robot Consulting のアドバイザーとして参画できることを光栄に思います。ブロックチェーンおよびリーガルテックは、次世代の社会インフラとなると確信しています。これまでに培った銀行・証券業界やビットフライヤーでの経験を活かし、Robot Consulting の発展に貢献できることを楽しみにしています」コメントしている。
Robot Consulting 代表取締役会長 横山英俊氏を取材
なおこの発表に際して、Robot Consulting 代表取締役会長 横山英俊氏を取材した。
横山氏は今回の関氏の起用に関して「関氏がチームに加わることは、イーサリアムの普及を推進し、ブロックチェーンと法律を掛け合わせた分散型法律概念における大きな一歩だと確信しています。日本の暗号通貨取引所として圧倒的な知名度を誇り、ブロックチェーン業界を長く牽引してきたビットフライヤー社で、代表取締役を務め上げた知見と地位を取り入れることにより、弊社のミッションにおいて、また一歩重要な前進になると思っております」と語った。
参考:Robot Consulting
画像:プレスリリースより
※記事の一部を取材内容の加筆のため修正しました(2025/9/8 20:30)。