欧州の大手暗号資産プラットフォーム「ビットパンダ」、DeFiウォレットをローンチ

BitpandaがDeFiウォレットをローンチ

欧州の大手暗号資産プラットフォーム「ビットパンダ(Bitpanda)」が、分散型金融(DeFi)に特化したウォレットアプリ「ビットパンダDeFiウォレット(Bitpanda DeFi Wallet)」を8月19日に正式ローンチした。ビットパンダは2014年にウィーンで設立され、現在約700万人のユーザーを抱える欧州最大級の暗号資産プラットフォームだ。

今回ローンチされたビットパンダDeFiウォレットのユーザーは、単一のアプリ内でマルチチェーン対応のDeFiサービスにアクセスでき、取引、収益獲得、資産管理を行えるとのこと。

ローンチ時点での機能には、8つの主要チェーンでのDeFiアクセス、最適価格のためのスマートルーティング機能付き5,000以上のトークンスワップ、透明性を重視したビットパンダ監修のDeFi利回りプールなどが含まれる。なお同ウォレットはセルフカストディアル(自己管理)型のウォレットだ。

同ウォレットは5,000以上のトークンをサポート。イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、ポリゴン(Polygon)、BNBチェーン(BNB Chain)、アバランチ(Avalanche)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、アービトラム(Arbitrum)の8つの主要ブロックチェーンネットワークに対応しているという。

また同ウォレットは従来のウォレットとは異なり、既存のビットパンダエコシステムと完全に統合されているとのこと。ユーザーはビットパンダアカウントとDeFiウォレット間で、手動でのアドレス入力や高額な手数料エラーのリスクなしに、数回のタップで資産を移動できるとのことだ。

さらに同ウォレットは、オプションの「ビットパンダバックアップ(Bitpanda Backup)」機能により、ユーザーはシードフレーズを手動で管理する必要がなくなり、完全な管理権限を保持しながら安全にウォレットを復旧可能とのこと。また特定のレイヤー2ネットワークではガス料金が補助され、ワンクリックでのスワップ機能も提供されるという。

また今後数週間でビットパンダは、「Vision(VSN)」トークンを活用したWeb3ネイティブのロイヤルティプログラムをローンチ予定だ。ユーザーは取引や収益獲得といったシンプルなオンチェーンクエストを完了してポイントを獲得し、リーダーボードでの順位が報酬に直接影響する仕組みとなる。

VSNトークンはマルチプライヤーとして機能し、ユーザーがステーキングするVSNが多いほど、各アクションで受け取るポイントが増加する。同プログラムはエアドロップだけでなく、限定特典や将来のビットパンダ製品への早期アクセスの権利などにも利用される予定だ。

ビットパンダの共同最高経営責任者であるルーカス・エンツァースドルファー・コンラッド(Lukas Enzersdorfer-Konrad)氏は、「ビットパンダの使命は、投資家が主導権を握り、経済的自由を加速させることです。それは、ユーザーがオンチェーンとオフチェーンの両方で投資を管理するために必要なツールを提供することを意味します」とコメントした。

参考:プレスリリース
画像:iStocks/metamorworks・RamCreativ

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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