ポルカドット、キャピタルマーケット部門「Polkadot Capital Group」設立

機関投資家によるポルカドットの採用促進に向け

ポルカドット(Polkadot)によるキャピタルマーケットに特化した部門「ポルカドット・キャピタル・グループ(Polkadot Capital Group)」の設立が8月19日に発表された。

カナマンベイ(ケイマン諸島)に拠点を置くこの部門は、TradFi(伝統的金融)とポルカドットのブロックチェーンをつなぎ、機関投資家の採用促進を目指しているという。

具体的に同部門は、資産運用会社、資本配分者、銀行、取引所、OTC取引、ベンチャーキャピタルコミュニティ向けに、知見や教育リソースへのアクセス、ポルカドットエコシステム内の主要な参加者・イニシアチブとの連携を提供するとのこと。

提供されるサービスには、中央集権型および分散型取引所技術の情報、代替的ソリューション、現実世界資産(RWA)のトークン化、ステーキング、分散型金融(DeFi)の具体的な活用事例などが含まれる。

ポルカドット・キャピタル・グループのリードであるデビッド・セダッカ(David Sedacca)氏は、「データ駆動型の教育を通じてリーダーシップを発揮し、知識の移転によって採用を促進し、機関投資家の優先事項の変動にリアルタイムで適応することを目指す」と述べ、「明確で信頼できる実行可能なリソースを提供するというビジョンのもと、ブローカー、資産管理者、資本配分者との戦略的パートナーシップを構築している」と語っている。

ポルカドットは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目的としたプロジェクトであり、そのネットワークは、最終的に取引が記録されるリレーチェーンと、それに接続される複数のカスタマイズ可能なパラチェーンによって構成されている。これにより、DeFi(分散型金融)やNFTなど多様なユースケースの実現を可能にしている。

参考:発表
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者