暗号資産カストディ大手ビットゴー、ブラジル市場に進出開始

ビットゴーがブラジル市場に進出

ビットゴー(BitGo)が、ブラジル子会社のビットゴー・ブラジル・テクノロジア(BitGo Brasil Tecnologia)の業務開始を7月25日に発表した。

ビットゴーは、暗号資産(仮想通貨)のカストディ(保管)サービスやウォレット、ステーキング、取引、決済などを展開するデジタル資産インフラ企業。現在は、銀行や資産運用会社などの金融機関にも対応可能なインフラの整備に取り組んでいる。

ビットゴーのブラジル子会社は、同国での仮想資産サービスプロバイダー(VASP)に対する今後の規制と、同社の国際的な拡大への取り組みを強化するために設立されたとのこと。

ビットゴーは、ブラジルで暗号鍵の現地管理を義務付ける方針が、同国で議論が進められていると考えているという。これに対し同社は、現地拠点を設立することで、銀行、証券会社、資産運用会社などの金融機関へのサービス提供におけるコンプライアンス、セキュリティ、そして主権の確保を目指しているとのこと。

なお今回のビットゴーの動きは、同社がドイツの銀行規制当局バフィン(BaFin)から、EU(欧州連合)の「暗号資産市場規制(MiCA/MiCAR:Markets in Crypto Assets Regulation)」に基づくライセンスを取得したことに続くものとのことだ。

参考:プレスリリース
画像:iStocks/Cemile-Bingol

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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