コインベース、米国向けにCFTC規制下の無期限先物を提供開始

米国でCFTC規制下の無期限先物を開始

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)傘下の先物取引業者コインベースファイナンシャルマーケッツ(Coinbase Financial Markets:CFM)が、米国顧客向けにCFTC(商品先物取引委員会)規制下のパーペチュアル(無期限)先物の提供を開始したと7月21日に発表した。

CFMで現在取引可能な暗号資産の無期限先物契約は、ナノ・ビットコイン・無期限先物(BTC-PERP)およびナノ・イーサ・無期限先物(ETH-PERP)の2種類とのこと。その他にも金や銀などの金属の先物が取り扱われるようだ。

CFMの無期限先物は、毎月または四半期ごとに満期日を迎える従来の先物とは異なり、5年の長期満期が設定されているという。また取引手数料は、1契約あたり0.02%から設定されているとのこと。

なお、暗号資産の無期限先物では、最大10倍の日中レバレッジが利用可能となっている。また、金や銀などの金属の先物についても、同じプラットフォーム上で最大20倍の日中レバレッジが提供されているという。

コインベースは3月10日、CFTC規制下のデリバティブ清算機関(DCO)ノーダルクリア(Nodal Clear)と提携したことを発表。コインベースはCFTC規制に準拠した清算機能を確保していることを明らかにしていた。これによりCFMが、取引開始時からシームレスな市場参加を提供できると伝えられていた。

参考:コインベース
画像:iStocksWho_I_am

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。