SuiのバーチャルMastercardがローンチ、欧州から利用可能に

SuiのバーチャルMastercardがローンチ

レイヤー1(L1)ブロックチェーン「スイ(Sui)」ブランドのマスターカード(Mastercard)ローンチが、同チェーンを支援するスイ財団(SuiFoundation)によって4月24日に発表された。

このマスターカードはバーチャルなもので、欧州(EU)のユーザーから提供開始されている。

同サービス提供にあたりスイ財団は、企業向け次世代金融プラットフォームのエックスマネー(xMoney)と、暗号資産(仮想通貨)スーパーアプリのエックスポータル(xPortal)と提携している。

エックスポータルは「スイ」を統合し、同アプリ内でウォレットが利用可能になるという。なおウォレットはApple PayとGoogle Payに追加可能とのこと。

またエックスマネーがライセンス、支払い処理、カード発行を含むインフラストラクチャを提供することで、EUのような規制市場向けに対応できたという。

ユーザーは同サービスにより、エックスマネーの支払いソリューションを通じて、20,000を超える加盟店で、「スイ」のネイティブトークンであるSUIでの支払いが可能になるとのことだ。

今年後半に同サービスは、物理的なカードのリリースや、エックスマネーを基盤とした企業向けサービス提供を予定している他、米国への展開も視野に入れているとのことだ。 

参考:スイ財団
画像:iStocks/gazanfer

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。