ソシエテジェネラルの暗号資産部門、ユーロステーブルコイン「EURCV」をステラネットワークで発行へ

EURCVをStellar Networkで発行へ

仏大手銀行ソシエテジェネラル(Societe Generale)の暗号資産(仮想通貨)部門SGフォージ(SG Forge)が、ユーロ(EUR)建てステーブルコイン「EURコインバーチブル:EUR CoinVertible(EURCV)」を、ステラネットワーク(Stellar Network)上で発行すると2月20日発表した。

「EURCV」は、2024年12月にEU(欧州連合)で全面施行された暗号資産の規制枠組みである「暗号資産市場規則(Markets in Crypto-Assets:MiCA)」に準拠した最初のEUR建てステーブルコインだ。同ステーブルコインは現在、イーサリアム(Ethereum)上で発行されており、今回のステラネットワークは2つ目の対応ブロックチェーンとなる。

なおSGフォージは今後、ソラナ(Solana)およびXRPレジャー(XRP Ledger)への対応も計画している。

SGフォージは、ステラネットワークを展開する利点として「1秒あたり数千件の取引を処理できる高いスケーラビリティ」、「取引が数秒以内に完了する高速取引」、「取引手数料が1回あたり1セント未満」、「資産のトークン化機能」、「DEX(分散型取引所)の内蔵」を挙げている。

これらの機能により「EURCV」は、クロスボーダー取引や金融アプリケーションにおける利便性が向上するという。また同ステーブルコインは、ステラエコシステム内の金融機関や資産運用会社、伝統的金融(TradFi)機関との連携も可能になるとのことだ。

※2025.6.5追記「EURCV」の対応ブロックチェーンについて誤りがありましたので修正しました。

参考:ソシエテジェネラル
画像:iStock/noLimit46

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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