米クラーケン、独自開発のセルフカストディウォレット「Kraken Wallet」リリース

Kraken Walletがリリース

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のクラーケン(Kraken)が、独自開発したセルフカストディ暗号資産(仮想通貨)ウォレット「クラーケンウォレット(Kraken Wallet)」のリリースを4月17日発表した。

「クラーケンウォレット」はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、ソラナ(SOL)、アービドラム(ARB)、オプティミズム(OP)、ベース(BASE)、ドージ(DOGE)といった8つのブロックチェーンに対応しているマルチチェーンウォレットとのこと。

また同ウォレットではトークンやNFT、DeFi(分散型金融)ポジションを全て1箇所でオンチェーン追跡できるという。

さらにセキュリティ面においては、ユーザーIDと位置情報の外部漏洩を防ぐ為に、ユーザーのアクティビティをクラーケン独自のインフラストラクチャを通じてIPアドレスが保護されているとのこと。

その為クラーケンでは、「クラーケンウォレット」におけるユーザーのサインイン情報やメールアドレス、KYC(本人確認手続き)認証情報を一切保持していないという。

また「クラーケンウォレット」は、第三者がソフトウェアのコード検証と監査を可能にする為に無料のオープンソースとしてギットハブ(GitHub)にて公開されているという。発表によるとウォレットのリリース時にソフトウェアをオープンソース化したのは、主要の暗号資産取引所の中でクラーケンが初とのこと。

関連ニュース

参考:クラーケン
images:iStocks/Molnia・LongQuattro

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【5/21話題】デジタルカーボンクレジット決済に「JPYC」活用の検討、英判事がクレイグライトは嘘ついたと指摘など

デジタルカーボンクレジット決済に「JPYC」活用の検討開始、三菱UFJ信託・プログマ・KlimaDAO JP・オプテージら、自称ビットコイン発明者クレイグライト、主張裏付けのため繰り返し嘘をついたと英国判事が指摘、国内初、バイナンスジャパンに「サイバーコネクト(CYBER)」上場へ、国内3例目のマスクネットワーク(MASK)も、Gala Gamesがセキュリティインシデント報告、50億GALAが不正発行、イーサリアム「edcon2024 TOKYO」、渋谷区と提携し小委員会設立へ、トレント大教授、ブロックチェーンの耐量子暗号システムへの移行の必要性を指摘、ミームコイン作成・取引の「Pump. Fun」元従業員逮捕、約125億円の損失被害後