「キャプテン翼 -RIVALS-」がOKX投資部門と提携、OKXチェーンでのゲーム開発も視野

「キャプテン翼 -RIVALS-」がOKXベンチャーズと提携

ブロックチェーンゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」が、海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKX運営のOKXベンチャーズ(OKX Ventures)とのパートナシップ締結を11月17日発表した。

この契約は、Web3のマスアダプションを目的としているという。OKXベンチャーズからの資金提供及びマーケティングや事業開発での連携に限らず、将来的にOKXチェーン上でのゲーム開発やトークン上場など包括的な協業体制の第一歩になるとのことだ。

OKXは2,000万人のユーザーを抱える取引高世界第2位の暗号資産取引所。プロサッカークラブのマンチェスター・シティFC、F1のマクラーレン、ゴルファーのイアン・ポールターらのトップパートナーとして、新たなファイナンスの機会や顧客接点の創出を通したファン体験を向上にも取り組んでいるという。

発表によると、多くのスポーツチームのスポンサーであるOKXと「キャプテン翼 -RIVALS-」、双方の強みが今後のブロックチェーンエコシステムの発展に寄与できるものと確信し、今回の契約に至ったとのことだ。

「キャプテン翼 -RIVALS-」について

「キャプテン翼 -RIVALS-」は、サッカー漫画 「キャプテン翼」のIPを活用したブロックチェーンゲームだ。同作品に実際に登場する選手たちを育成し、他のプレイヤーと対戦(PvP)するゲームとなっている。PC・スマートフォンのブラウザからプレイ可能で、ゲーム開始には招待コードと少なくとも1つの選手NFTが必要となる。

NFTはゲーム内のマーケットプレイスにて他プレイヤーが出品したNFTを購入できるという。他プレイヤーとの対戦を通して得られるライバルピースを、選手やサポートキャラクターなどのNFTを含む報酬と交換することも可能だ。

同ゲームにはポリゴン(Polygon)が採用されており、NFTの購入には同ブロックチェーンのネイティブトークンである「MATIC」が必要となる。

このゲームではガバナンストークン「TSUBASA Governance Token(TSUGT)」の他に、ユーティリティトークン「TSUBASA Utillity Token(TSUBASAUT)」が発行されている。

「キャプテン翼 -RIVALS-」は、ゲーム開発企業Thirdverse(サードバース)のブロックチェーンゲーム子会社SWORD(ソード)とソーシャルゲーム開発企業KLab(クラブ)のweb3子会社BLOCKSMITH(ブロックスミス)が開発、運営している。なお同ゲームの販売事業者となるSWORDは所在地をバージン諸島に置いている。

同ゲームのアンバサダーには、プロサッカー選手の長友佑都氏とアンドレス・イニエスタ氏が就任している。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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