米サークルが台湾ファミリーマートらと提携、アプリでポイントがUSDC等へ交換可能に

サークルと台湾ファミマとBitoProが提携

米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」を発行する米サークル(Circle Internet Financial)が、台湾のファミリーマートと同国で暗号資産(仮想通貨)取引所ビトプロ(BitoPro)を運営するビトグループ(BitoGroup)との戦略的パートナシップ締結を10月26日発表した。

この提携により、台湾ファミリーマートアプリとBitoProの取引所において、新サービス「Points-to-Crypto」が提供されるという。

同サービスにて顧客は、ファミリーマートのポイント「ファミポイント」を「USDC」などの暗号資産に交換ができるようなるとのこと。

台湾ファミリーマートアプリで希望の暗号資産に交換したい分の「ファミポイント」の金額を指定し、BitoProアカウントの詳細を入力することで、暗号資産が受け取れるという。

発表によると「ファミポイント」を「USDC」に交換すると、時間経過によるロイヤルティポイントの価値の損失が防止され、取引手数料もゼロになるという。これにより暗号資産ヘのアクセスは民主化されるとサークルは述べている。

サークルのアジア太平洋担当でヴァイスプレジデントのラグラン・パシー(Raagulan Pathy)氏は「サークルは、BitoGroupおよび台湾ファミリーマートと提携し、台湾におけるデジタル通貨へのアクセスを支援することに興奮しています」とコメントしている。

なお台湾ファミリーマートとBitoGroupの2社は以前より提携しており、ファミリーマート店内のファミポートでビットコイン(BTC)が買えるようになっている。

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参考:サークル
デザイン:一本寿和
images:iStocks/TkKurikawa

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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