チェーンリンクが「Chainlink Functions」β版公開、スマコンでWeb2のAPI利用可能に

チェーンリンクが新プラットフォームを発表

スマートコントラクトと現実世界のデータを接続することを目的とした分散型オラクルネットワーク「チェーンリンク(Chainlink)」が、スマートコントラクトを任意のAPIと接続可能にする新プラットフォーム「チェーンリンク・ファンクションズ(Chainlink Functions)」を3月1日に発表した。

同プラットフォームにより開発者は、独自のインフラストラクチャを導入することなく、任意のスマートコントラクトを使って既存のWeb2のAPIを利用できるとのこと。

現在「チェーンリンク・ファンクションズ」はベータ版として公開されており、イーサリアム(Ethereum)のテストネットであるセポリア(Sepolia)と、ポリゴン(Polygon)のテストネットであるムンバイ(Mumbai)で利用できるとのことだ。

チェーンリンクは、現在イーサリアムの開発者向けに開催されているイベント「ETH Denver」にて、日本時間3月2日10時に「チェーンリンク・ファンクションズ」の公開イベントを実施した。

なおチェーンリンクは昨年9月、国際銀行間メッセージングシステム「SWIFT(スウィフト)」とのパートナーシップを発表しており、「SWIFT」がトークン転送を行うことで、あらゆるブロックチェーン間で通信ができるようになっている。

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参考:チェーンリンク
デザイン:一本寿和

images:iStocks/royyimzy・dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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