Bリーグの青森ワッツ、FiNANCiEでトークン発行

青森ワッツがFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、プロバスケットボールクラブ「青森ワッツ」のトークン新規発行と販売開始を10月5日発表した。

「青森ワッツ」はB.LEAGUE B2リーグに所属するプロバスケットボールクラブだ。青森県青森市を拠点に活動しており、運営は青森スポーツクリエーションが行っている。なお同クラブは青森県内に初めて設立されたプロスポーツチームであり、今年で設立10周年を迎えている。

なおB.LEAGUE所属クラブとして「FiNANCiE」でトークン発行するのは8チーム目となる。「岩手ビッグブルズ」、「佐賀バルーナーズ」、「鹿児島レブナイズ」、「レバンガ北海道」、「信州ブレイブウォリアーズ」、「横浜ビー・コルセアーズ」、「仙台89ERS」がそれぞれトークン発行によるファンディングを実施済みである。

今回「青森ワッツ」は「FiNANCiE」を活用して、「ファン」・「選手」・「クラブ」・「地域」の絆をさらに強化しコミュニティを拡大させていくと同時に、B1および新B1を目指していくとのこと。

ちなみに「新B1」はB1に新たなライセンス基準を設けて2026−27シーズンから開幕するリーグ。入場者数は2期連続で平均4000名以上、売上高は12億円以上、アリーナ運営権を持つなど会場についての基準を満たしたクラブが、新B1に参入できる。参入のための初回審査は2024年の10月に行われる。

なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「青森ワッツトークン」として販売されるとのことだ。

「青森ワッツトークン」購入者は特典として、チーム運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。なお「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「サードユニフォームのデザイン投票」や「グッズデザイン投票」、「トークンホルダーが選ぶハッスル賞」がある。また抽選特典案としては「オリジナルグッズ製作権 」や「選手とオンライン交流会参加券」、「私服姿の選手との写真撮影会参加券」がある。

「青森ワッツトークン」の初回販売期間は10月5日11時から11月18日21時が予定されている。

なお「青森ワッツトークン」の販売メニューは全6種類が用意されている。公開されているメニューは5,000ptのものから50,000ptのものまであり、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。

限定30口の50,000ptのメニューでは50,000pt分の「青森ワッツトークン」付与および前述した投票および抽選企画等への参加権と特典の享受・体験に加え、「希望選手メッセージ」やNFTとなる「初期サポーターコレクションサンプル 」がある。

またその他のメニューでは、全選手サイン入りオーセンティックユニフォーム(ホームもしくはアウェイ)が特典としてつくものもある。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、青森スポーツクリエイション株式会社の代表取締役社長である北谷稔行氏より以下のコメントを得た。

『FiNANCiEは、これからB1、そして新B1を目指す青森ワッツの力になるという印象を持っております。「青森からB1へ」と言う目標に向かって、まだクリアしなければいけないハードルは高いですが、このFiNANCiEを通して、ファンやブースターの皆さんと、これまで以上に一体感を持ち成長、そして一歩ずつ前に進んでいければと思います。共にB1へ!よろしくお願いいたします』

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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