「ハローキティとなかまたち」のNFT、サンリオとRECURがリリースへ

サンリオキャラクターのNFTがリリースへ

サンリオキャラクターのNFTコレクション「Hello Kitty and Friends(ハローキティとなかまたち)」がリリースされることが7月26日分かった。

今回リリースされるNFTコレクションはサンリオが昨年11月にパートナーシップを締結していた米リカー(RECUR)とのコラボレーションにより制作されたとのこと。あたらしい経済編集部がサンリオ広報に確認したところ、この取り組みは同社の欧州地区管轄の子会社Sanrio GmbHによるものとのことだ。

販売についてはリカーのNFTマーケットプレイスにて行われ、8月24日にプレセール、8月25日にパブリックセールが開始される予定だ。プレセールにはリカーが販売する「NFTパス」のホルダーが参加できるという。なおリカーでは、ポリゴン(Polygon)を採用しNFTをミント(鋳造/発行)しているようだ。

「Hello Kitty and Friends」では全10,000体のNFTをリリースするという。ハローキティとその仲間の5人のキャラクターがツアーガイドとして世界8都市を旅することをコンセプトにしたNFTになるとのこと。なおハローキティ以外のキャラクターは後日公開される予定とのこと。ちなみにサンリオでは「マイメロディー」や「ぐでたま」、「けろけろけろっぴ」などのキャラクターも展開されている。

NFTを獲得するには、プラットフォーム上で世界中の8つの象徴的な都市に旅行するチャレンジを完了することが必要とのこと。なおそのうちの2つのチャレンジはリカーのパスホルダーのみが対象となるとのことだ。

サンリオのEMEA(Europe, the Middle East and Africa)、インド、オセアニア担当の最高執行責任者のシルビア・フィジーニ(Silvia Figini)氏は、今回の発表について次のようにコメントしている。

「世界で人気のキャラクターとその仲間たちの友情とコミュニティをRECURで新しいファン層に提供できることは信じられないことです。私たちは、世界で最高のファンを持っていることは幸運であり、熱狂的なファンコミュニティを体験したことのない新しい空間へ導けるのは特権です」

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RRice1981

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この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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