スクエニが「ファイナルファンタジー」NFT同梱の物理トレカやフィギュア発表、ENJINのEfinity採用

スクエニが「ファイナルファンタジー」NFT同梱の物理トレカやフィギュア発表

スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)が、人気タイトル『ファイナルファンタジーVII』の25周年を記念し、デジタル鑑賞やブロックチェーン上の保有証明などを盛り込んだ新しいホビー商品を7月21日発表した。

発表されたのは、トレーディングカードシリーズ「ART MUSEUM(アートミュージアム)」と、キャラクターフィギュアシリーズ「BRING ARTS(ブリングアーツ)」の最新作だ。

「ART MUSEUM」の最新作では、従来同様の物理トレーディングカードに専用コードが同梱されるとのこと。購入者はこのコードでウェブサイト上で好きなデジタルカード一枚と交換でき、物理トレーディングカードと同様にコレクションの楽しみを味わえるとのこと。このデジタルカードが、NFTとなる。

このトレーディングカードの正式な商品名は「FINAL FANTASY VII ANNIVERSARY ART MUSEUM デジタルカードプラス」。トレーディングカードのデザインは、ノーマルカード99種、アナザーノーマルカード3種、プレミアムカード(ノーマルカード、アナザーカードのフォイル仕様)102種、シークレットカード3種の全207種で、6枚が1パックで440円(税込)の販売となる。

なおその1パックにNFTのデジタルカードが1枚同梱される。前述の通り、ユーザーは同梱のコードで全207種類の中から任意のデジタルカードNFTを入手できるとのことだ。このパックは、2023年春に販売予定とのこと。

また合わせて発表された「BRING ARTS」の最新作は、「FINAL FANTASY VII」の主人公のクラウド・ストライフのアクションフィギュア商品だ。従来同様に物理キャラクターフィギュアの単体エディションに加え、スマートフォン・PCから360度楽しめるデジタル版フィギュアが付属するエディションも販売される。また、どちらのエディションにもブロックチェーン上の保有証明(デジタル正規品証明書)が付属するとのこと。

通常版は13,200円(税込)。スクウェア・エニックスe-STORE限定のデジタルプラスエディションは16,500円(税込)で、前述の保有証明に加え、デジタル版フィギュアがセットになっている。デジタルプラスエディションのパッケージの中にはフィギュアの他、 デジタル正規品証明書交換券およびデジタル版フィギュア交換券が封入されているとのことだ。こちらのデジタル版フィギュアもNFTになっている。発売は2023年11月25日の予定だ。

なおこれらのNFTのブロックチェーンは、エンジン(Enjin)が開発する「Efinity」が採用されている。そのためユーザーはこのNFT取得のためにEnjinウォレットアプリが必要となる。

「Efinity」の基盤はポルカドット(Polkadot)。スクエニの資料でポルカドットについて「主要な6つのPoS(Proof of Stake)ネットワークの中で最も⼆酸化炭素排出量が少なく、イーサリアムに⽐べ99.99%エネルギー消費量が少ない」と説明している。

なお今回のスクエニの取り組みはマーチャンダイジング分野におけるDX推進の第一弾として行われるとのことだ。スクエニはコロナ禍の影響からゲームイベントなどでの物販収入が大幅に落ち込むことを早期に見越してEC化を進めてきたという。現在はフィギュアや雑貨など物理商材が中心だが、今回の2商品を皮切りに次世代技術の活用を本格推進していく方針を示している。

ちなみにスクエニはゲーム業界向けにビットコイン(BTC)決済システムを提供する米ゼベディー(Zebedee)へ出資していたことを先日明らかにしている。なお昨年11月にスクエニはNFT事業化とブロックチェーンゲームへの注力を発表している。

参考:スクウェア・エニックス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/whitehoune

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。