東海社会人リーグ1部「FC刈谷」、FiNANCiEでトークン発行

「FC刈谷」がFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」にて、サッカークラブ「FC刈谷」がトークン発行と販売を開始したことが5月9日分かった。

「FC刈谷」は、愛知県三河地域初のJリーグクラブを目指しており、2006年に廃部が決定したデンソーサッカー部より引き継ぐ形で誕生したサッカークラブだ。現在は東海社会人リーグ1部に所属している。

今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「FC刈谷トークン」として販売されるとのこと。

「FC刈谷トークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「新グッズのデザインを投票」や「選手集合写真の撮影場所投票」、「月刊ラジオ翌月ゲスト投票」、抽選特典案として「サイン入りアイテムプレゼント」や「限定イベントご招待」、「キックインセレモニー体験」がある。

トークンの初回販売期間は5月9日11時から6月20日21時の予定だ。

なお「FC刈谷トークン」の販売メニューは全9種類が用意されており、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。

4口限定の700,000ptのメニューでは、700,000pt分の「FC刈谷トークン」付与に加え、「投票企画 / 抽選特典への参加」、「2022シーズンジャージ(袖)に企業名または個人名の掲載」、「初期サポーター記念コレクション」がある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

また「FC刈谷トークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、代表取締役社長 佐々木賢二氏より以下のコメントを得た。

「今回FC刈谷は三河からJリーグクラブ誕生を目指すためにトークンの発行する運びとなりました。JFLの復帰と100年構想クラブへの申請、そしてJリーグクラブ誕生に向け進んでまいります。その資金を確保する事とともに、クラブ、サポーター、地域が双方向からのコミュニティをつくることを目的としてトークンを発行いたします。ご支援のほど宜しくお願い致します」

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。