【取材】クラーケンジャパン、エンジンコイン(ENJ)取扱い開始

クラーケンジャパンがENJ取扱い開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンジャパンが、暗号資産エンジンコイン:Enjin Coin(ENJ)の取り扱いを開始したことを4月27日発表した。

なおクラーケンジャパンの直近の新規取り扱い銘柄としては22日に発表されたポルカドット:Polkadot(DOT:ドット)がある。

クラーケンジャパンに確認したところ、ENJの取り扱いは取引所および販売所が対象だ。取引所での取引ペアはENJ/JPY、ENJ/USD、ENJ/EUR、ENJ/BTC。販売所においては取り扱い銘柄全てが取引ペア対象となるクラーケンジャパンの機能「Any to Any」の対象になる。

今回のENJ上場によりクラーケンジャパンでは、ビットコイン(XBT:BTC)、 イーサリアム(ETH)、 リップル(XRP)、 ビットコイン・キャッシュ(BCH)、 ライトコイン(LTC)、チェーンリンク(LINK)、ベーシック・アテンション・トークン(BAT)、OMGネットワーク(OMG)、ポルカドット(DOT)にエンジンコインが加わり、合計10銘柄の暗号資産を取り扱うこととなった。なお法定通貨については日本円(JPY)、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)が取り扱われている。

エンジンコインは3月28日に日本暗号資産取引業協会(JVCEA)より導入された新制度、「グリーンリスト」に認定された17銘柄に含まれる銘柄だ。このリスト入りした銘柄については上場プロセスは簡略化されているという。なおつい昨日26日からビットバンクも「グリーンリスト」を利用してエンジンコインの取り扱いを開始している。

クラーケン・ジャパン代表 千野剛司氏へ取材

「あたらしい経済」編集部は、今回エンジンコインを上場銘柄として選定した理由についてクラーケン・ジャパン代表の千野剛司氏へ取材した。

エンジンコイン(ENJ)は、先月より日本暗号資産取引業協会(JVCEA)が導入した「グリーンリスト」という上場プロセス簡略化のために作られた新たな制度で認定された銘柄の一つです。現在クラーケンは、グローバルで140以上の仮想通貨を上場しています。日本におきましても、グローバルとの「プロダクト・パリティ」、つまりグローバルで提供するサービスは可能な限り全て日本でも提供することを目指しています。今後もグリーンリストを使って少しでも早くプロダクト・パリティを達成したいと考えています。

またエンジンは、イーサリアム基盤のブロックチェーンで、アートやゲーム関連のNFTを発行・管理することができるプラットフォームです。日本でもNFTやWeb3.0の注目度が高まる中、エンジンに対する需要も高まるのではないかとみています。

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参考:クラーケンジャパン
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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