みずほ信託銀行、証券トークンの「ibet for Finコンソーシアム」に参加

みずほ信託銀行が「ibet for Finコンソーシアム」に参加

みずほ信託銀行が「ibet for Finコンソーシアム」に参加したことが4月25日分かった。同コンソーシアムに信託銀行が参加するのは初となる。

みずほ信託銀行は「ibet for Finコンソーシアム」に参加することで、同行の不動産および証券化商品等に関わる知見を活かした各種資産を裏付けとするST(セキュリティトークン/証券トークン)の発行・管理等にかかる商品・サービスの開発を推進すると発表している。

また不動産・金銭債権のほか、環境価値やオルタナティブアセットに関連したST分野でのソリューションの開発・提供を通じて、資金調達手法の多様化、投資商品のバリエーション拡大に貢献し、金融の枠を超えた新たな価値の創造の実現に取り組んでいくと説明している。

「ibet for Finコンソーシアム」は、ブロックチェーン技術を用いて発行等が行われるSTを取り扱うためのブロックチェーンネットワーク「ibet for Fin」を運営している。昨年6月にSMBC日興証券、SBI証券、野村證券、BOOSTRY(ブーストリー)の4社が設立した。

「ibet for Fin」は日本取引所グループ(JPX)が発行する予定のデジタル環境債「グリーン・デジタル・トラック・ボンド」でも採用されている。なお「ibet for Fin」にはブロックチェーン基盤として、エンタープライズ向けの「クオーラム(Quorum)」が用いられている。

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参考:みずほ信託銀行
デザイン:一本寿和
images:iStock/metamorworks・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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