米総合格闘技団体UFC、チリーズ上でファントークン発行へ

米総合格闘技団体UFC、チリーズ上でファントークン発行へ

米国の総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)がブロックチェーンベースのファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」にて、UFCファントークンを発行することを5月4日発表した。なおUFCファントークンは6月に発行の予定とのことだ。

https://twitter.com/SociosFighting/status/1389565757743374336

「Socios.com」ではプロスポーツチームがファントークンを発行・販売することで資金調達ができる。またファンはそのファントークンを購入することでクラブチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。

UFCは昨年5月に「Socios.com」を運営するブロックチェーン企業チリーズ(Chiliz)と提携をしており、それによりSocios.com上でSocios Unitedトークン($SSU)を持っているユーザーはUFC関連の限定オファーやプロモーションを楽しめるようになっていた。しかしその提携発表時にはファントークンの発行については明言されていなかった。

チリーズの発表によると、今回のUFCファントークン発行により、「Socios.com」で発行されているファントークンは26団体目となるようだ。

編集部のコメント

今年3月2日にチリーズは米国への市場拡大を発表しており、3月31日には米国の総合格闘技団体プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)と提携し、同団体のファントークン発行を開始、さらに4月30日には米NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)に所属するニュージャージー・デビルズとマーケティング・パートナーシップを締結しています(こちらではファントークンの発行については発表されていません)。

関連ニュース

総合格闘技プロモーション企業UFCとChilliz(チリズ)が業務提携を発表

チリーズのSocios. com、米NHLニュージャージー・デビルズと提携

参考:チリーズ

(images:iStock/Nelli-Velichko)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【5/7話題】ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、JPYCが電算システムから資金調達など

ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、暗号資産取引の提供で、米コインベースが集団訴訟に直面、未登録証券の販売と無認可ブローカー運営の指摘で、日本円ステーブルコイン「JPYC」、J-KISSで電算システムから資金調達、ビットコイン開発者にエドワード・スノーデンが警鐘鳴らす、プライバシー強化は急務、米ブロック、ビットコイン製品の粗利10%で毎月BTC購入へ、ムーンペイ、ペイパルアカウントで暗号資産の購入が可能に。米ユーザー向け、アーベ(AAVE)、v4開発に向け温度感チェック実施へ、アニモカがビットコインベースのプロジェクト展開へ、分散型プロトコル「OPAL」上で