テザーとシガ、アフリカとGCC地域で自己管理型ウォレットや金融サービス展開へ

TetherとShigaが自己管理型金融展開へ

米ドル建てステーブルコイン「USDT」を発行するテザー(Tether)が、アフリカでブロックチェーン基盤の金融ソリューションを提供するシガ(Shiga)と、アフリカおよび湾岸協力会議(GCC)地域で自己管理型ウォレットや金融サービスを展開する計画を9月28日に発表した。

自己管理型ウォレットや金融サービスの開発には、テザーのオープンソースのウォレット開発基盤「ウォレット・デベロップメント・キット(Wallet Development Kit:WDK)」が活用される予定とのこと。自己管理型ウォレットや金融サービスは、USDT、ビットコイン(BTC)、金裏付けトークンのテザーゴールド(XAUT)に対応する計画だという。

個人・富裕層・企業向けには、自己管理型ウォレットサービス「エンタ(ENTA)」が提供される。利用者は現地通貨、米ドル、ビットコインで自己管理型ウォレットに資金を入れ、USDT、ビットコイン、テザーゴールドを保有・送金可能になる。

銀行やフィンテック企業などの金融機関向けには、デジタル資産サービスの構築基盤「パルス(Pulse)」が提供される。パルスでは、特定の決済ルートや資金管理、精算フローに合わせたデジタル資産サービスの構築を支援する。金融機関は、シガが管理する基盤を利用するか、自社環境内で基盤を運用するかを選択でき、後者では鍵やデータ、資金を自ら管理できる。

テザーは2025年6月、現在のシガにあたるシガデジタル(Shiga Digital)へ戦略的投資を実施していた。同投資では、アフリカでのブロックチェーン金融インフラやUSDTへのアクセス拡大を支援するとしていた。シガデジタルは当時、利用者がUSDTを現地通貨へ換金することなく、商品やサービスの決済に直接利用できるオンチェーンゲートウェイの開発も進めていた。

またシガによると、同社はナイジェリアにおけるデジタル資産仲介ライセンスの最終承認段階にあるという。最終承認を得た場合、同国で個人や機関向けに規制下のデジタル資産ディーリング、仲介、カストディサービスを提供可能になるとのことだ。

またシガは、ナイジェリアにおけるデジタル資産仲介ライセンスの最終承認段階にあるという。最終承認を得た場合、同国で個人や機関向けに規制下のデジタル資産ディーリング、仲介、カストディサービスを提供可能になるとのことだ。

参考:テザー
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。