ワールドリバティの米ドルステーブルコイン「USD1」、カントンでネイティブ発行開始

USD1がカントンでネイティブ発行開始

米ワールドリバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLFI)が手がけ、ビットゴー・バンク&トラスト(BitGo Bank & Trust, National Association)が発行する米ドル建てステーブルコイン「USD1」が、機関金融向けブロックチェーン「カントンネットワーク(Canton Network)」でネイティブ発行を開始した。WLFIが8月25日に発表した。

カントン上のUSD1は、トークン化されたRWA(現実資産)を扱う機関向けの決済手段として利用できる。トークン化資産と資金を同時に決済するアトミック決済のほか、デリバティブや機関融資の担保、24時間365日の越境決済、オンチェーン資産の発行・資金供給・償還などでの活用が想定されている。

WLFIはドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と、その親族が関わる暗号資産(仮想通貨)プロジェクト。USD1は、米短期国債、米政府マネー・マーケット・ファンド、米ドル預金、その他の現金同等物によって100%裏付けられているとされる。適格なビットゴー顧客は、ビットゴーを通じてUSD1を米ドルと1対1で償還できる。

USD1はカントンのほか、イーサリアム(Ethereum)、BNBチェーン(BNB Chain)、トロン(Tron)、プルーム(Plume)、ソラナ(Solana)、アプトス(Aptos)、ABコア(AB Core)、マントル(Mantle)、モナド(Monad)、モーフ(Morph)、エックスレイヤー(X Layer)で展開されている。

なおカントンネットワークは2025年12月16日、WLFIがUSD1を同ネットワークへ展開する意向を示したと発表していた。 

参考:ワールド・リバティ・フィナンシャル・カントンネットワーク
画像:PIXTA

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

田中柊也

「あたらしい経済」編集部 法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。

合わせて読みたい記事

【10/9話題】JPYC社が公取委に決済市場の情報提供、アプトス財団が2.1億APTの永久ロックとステーキング、スタークネットがL1移行を検討など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

イーサリアム研究者がAIによる暗号解読リスクを警告、資産の予防的移動を提案

イーサリアム財団(Ethereum Foundation)の研究者であるジャスティン・ドレイク(Justin Drake)氏が、人工知能(AI)による数学研究の急速な進歩を背景に、暗号資産(仮想通貨)の取引に利用される暗号技術が想定より早く破られる可能性を10月7日に自身のXアカウントで警告した