ビットマインがイーサリアム追加取得、総保有量は570万ETH超に

BitMineがETH追加取得

ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies:以下、ビットマイン)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の追加取得を含む最新の保有状況を6月29日に発表した。

発表によるとビットマインは、直近1週間で2万7,084ETHを追加取得したとのことだ。

6月28日時点の同社の暗号資産、現金および換金性の高い有価証券、株式持分などの合計額は、約98億ドル(約1.6兆円)だという。内訳は、イーサリアム570万40ETH、ビットコイン206BTC、ビースト・インダストリーズ(Beast Industries)の株式持ち分1億8,000万ドル(約292億円)相当、米ナスダック(Nasdaq)上場企業エイトコ・ホールディングス(Eightco Holdings)の株式持ち分7,400万ドル(約120億円)相当、そして現金および換金性の高い有価証券5億5,500万ドル(約901億円)となっている。

ビットマインのETH保有数は、同社が基準とするETH総供給量(1億2,070万ETH)の約4.7%とのこと。この数字は、ETH総供給量の5%取得を目指す同社の投資戦略「アルケミー・オブ・5%(Alchemy of 5%)」において、開始から11カ月で目標の94%に到達したことを示すという。

また、同社のステーキング済みETHの総量は487万9,157ETHとのこと。これは、1ETHあたり1,569ドル(約25万円)で換算すると約77億ドル(約1.2兆円)相当にあたるという。

ビットマイン会長のトム・リー(Thomas “Tom” Lee)氏は、イーサリアムは8%下落し、先週は暗号資産投資家にとって厳しい1週間となったと述べ、6月末の四半期末が近づいており、過去3カ月間に値下がりした資産の保有を投資家が減らすウィンドウドレッシングの動きが見られるのも不思議ではないとコメントしている。

ビットマインは、同社独自開発の機関投資家向けETHステーキングプラットフォーム「MAVAN(Made in America VAlidator Network)」の正式ローンチを3月25日に発表している。ビットマインによると、同社保有ETHの一部はすでにMAVANでステーキングされているという。

ビットマインは、9.50%シリーズA永久優先株式350万株の公募を、1株当たり80ドル(約1万2,900円)の公募価格で6月10日に完了した。同優先株は、NYSEへの上場承認を受け、ティッカーシンボル「BMNP」で6月16日から取引が開始されている。

またビットマインの株式(BMNR)は、米国市場において売買代金の大きさでも注目されている。同社が引用する米投資調査会社ファンドストラット(Fundstrat)のデータによれば、6月26日時点でのBMNRの5日平均の日次売買代金は6億4,300万ドル(約1,044億円)で、米国内株式の売買代金ランキングで240位に位置しているという。なお239位はモンスタービバレッジ(Monster Beverages)で、241位はオクロ(Oklo)となっている。

なおビットマインの普通株は、4月8日の取引終了をもって米NYSEアメリカン(NYSE American)での取引を終了し、4月9日から同じティッカーシンボル「BMNR」で米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引されている。同社によると、上場企業としてのETH保有量はビットマインが世界最多で、暗号資産トレジャリーとしては、BTCを最大保有するストラテジー(Strategy)に次いで世界第2位だという。 

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田中柊也

「あたらしい経済」編集部 法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。