メルカリ、ChatGPTに公式アプリ提供開始 商品検索や出品下書き作成が可能に

ChatGPT上にメルカリ公式アプリ登場

フリマアプリ「メルカリ」が、米オープンAI(OpenAI)提供の「Apps in ChatGPT」上でのメルカリ公式アプリ提供開始を6月23日に発表した。本公式アプリにより、ChatGPT上で会話するだけで商品検索や出品説明文の下書きを作成できるという。

Apps in ChatGPTとは、ChatGPTのチャット画面上で外部サービスと接続し、対話しながら操作できる機能だ。

今回提供されたメルカリアプリは、ChatGPTのアプリ一覧からメルカリを選択、接続することで利用可能だという。なおメルカリの利用ガイドによると、本機能はChatGPT Plus、Team、Enterpriseのいずれかの対象プランで利用できるとのこと。

発表によると、メルカリに出品される商品はひとつひとつ状態や価格が異なる一点ものが大半であり、出品物の約8割は型番やJANコードなど既存カタログとの紐づけができない商品だという。こうした背景から、フリマアプリならではの検索や説明文作成の難しさがあるという。またAIが文脈を汲み取り提案する仕組みは、一点ものが並ぶメルカリの商品探しと親和性が高いとのこと。昨今のAIチャットサービスの日常的な利用の拡大で、AIに相談しながら情報を探す行動が定着していることを受け、今回のアプリ開発に至ったという。

同アプリによる商品検索機能では、日本語だけでなく多言語での検索にも対応しているとのこと。

また出品下書き作成機能では、AIに商品情報を伝えるだけで、タイトル・カテゴリー・商品説明などの下書きを自動生成するという。複数商品の下書きを一括で作成することも可能であり、メルカリ内の類似商品の価格を参考に、AIが出品価格の目安を提案する機能もあるとのことだ。

なおメルカリグループは暗号資産事業も拡大している。メルカリ社の子会社で暗号資産やブロックチェーンに関する企画・開発を行うメルコインは、メルカリ上で扱える暗号資産(仮想通貨)を新たに12銘柄追加することを今年6月8日に発表している。銘柄追加はコインチェックが同日に提供開始した新サービス「Coincheck CaaS(Crypto as a Service)」によって組み込まれた。なおメルコインとコインチェックは、2025年8月に業務提携契約を締結していた。

2026年3月末時点のメルカリの暗号資産サービスの累計口座開設数は、400万口座を超えているとのこと。現在メルカリ上では、15銘柄の暗号資産が取り扱われている。

参考:メルカリメルカリびより
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田中柊也

「あたらしい経済」編集部 法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。