サムスン系列3社、アップビット運営元ドゥナムの株式4%取得を決議

サムスン系列3社がドゥナム株4%取得へ

韓国サムスン(Samsung)系列の3社が、同国最大の暗号資産(仮想通貨)取引所アップビット(Upbit)運営会社のドゥナム(Dunamu)の株式を合計4%取得することを決議した。サムスンSDS(Samsung SDS)が5月28日に発表した。

発表によると取得する株式は、カカオ(Kakao)系列会社が保有するものだという。内訳は、サムスンSDSが1%、サムスン証券(Samsung Securities)が2%、サムスンカード(Samsung Card)が1%とのこと。合計で139万株を6,128億ウォン(約650億円)で取得する予定とのことだ。

今回の株式取得は、成長するデジタル資産関連の新規事業機会を創出するためとのこと。今後、韓国ウォン建てステーブルコインなどデジタル資産の範囲が拡大し、それに伴い取引所の事業領域もさらに広がり得る点を考慮したという。

サムスンSDSは、同社の既存のITサービス、AI、クラウド、セキュリティ、データ管理の技術力に、ドゥナムのブロックチェーン運営ノウハウを組み合わせるとのこと。これによりサムスンSDSのブロックチェーンソフトウェア競争力を高め、今後、韓国国内の金融機関を対象とした次世代デジタル金融インフラ事業を強化する計画だという。

またサムスン証券では、トークン証券の発行・流通、暗号資産サービスなどデジタル資産全般にわたり、ドゥナムと相互サービス拡大に向けた協業を強化し、事業機会を模索する計画とのこと。

そしてサムスンカードは、今後韓国ウォン建てステーブルコインが導入される場合、サムスン金融の統合アプリ「モニモ(monimo)」などでデジタル資産を用いた決済を支援するなど、流通エコシステムの構築に関連してドゥナムと協業する計画とのことだ。

5月15日には、韓国大手商業銀行のハナ銀行が、ドゥナム(Dunamu)の株式を228万4,000株取得することが明らかにされている。なお取得額は、1兆32億5,156万8,000ウォン(約1,072億6,565万円)。ハナ銀行によるドゥナム株の持分比率は6.55%になる予定だ。

また2025年11月には、ネイバー(NAVER)、ネイバーファイナンシャル(Naver Financial)、ドゥナムが、包括的株式交換による経営統合計画を承認したと発表していた。同計画については2026年3月30日、株主総会予定日を8月18日、取引完了予定日を9月30日に変更したことが公表されている。

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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