クラーケンが「ビットコインボールト」ローンチ、最大2.5%APYのBTC建て報酬提供

KrakenがBitcoin Vaultローンチ

暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、最大2.5%APY(年間利回り)のビットコイン(BTC)建て報酬提供をうたう新商品「ビットコインボールト(Bitcoin Vault)」をローンチしたと5月27日に発表した。

ボールトは、ユーザーが預け入れた資産をスマートコントラクトを通じてオンチェーンの貸付市場などへ配分する仕組みだ。

ビットコインボールトは、クラーケンの報酬獲得サービス「クラーケンアーン(Kraken Earn)」内の新商品とのこと。BTCをオンチェーンの貸付市場などで運用しながら報酬獲得を目指す商品で、長期的にBTCを保有するユーザー向けに提供される。なお同商品は英国、UAE、豪州では提供対象外とされている。

またビットコインボールトは、DeFi(分散型金融)ボールトインフラを手がけるヴェーダ(Veda)の技術を活用した商品だ。戦略設計とリスク・キュレーションは、オンチェーン運用のリスク管理を手がけるセントラ(Sentora)が担う。

そしてボールト資産はアーベ(Aave)、モルフォ(Morpho)、タイドロ(Tydro)などのオンチェーンプロトコルに配分されるよう設計されているとのこと。

具体的には、利用者がBTCをビットコインボールトに割り当てると、そのBTCはラップドBTC「Kraken Wrapped Bitcoin(kBTC)」に変換される。変換後のkBTCは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワーク「インク(Ink)」上の自己管理型の組み込みウォレットに送られ、セントラがリスクマネージャーを務めるヴェーダボールトに預けられる。

その後kBTCは貸付プロトコルに担保として供給され、借り入れたステーブルコインがDeFi戦略で運用される。発生した報酬はkBTCに変換され、再投資されることで自動複利運用されるという。

なおクラーケンは、同商品のAPYは変動し保証されるものではなく、スマートコントラクト、清算、デペッグ、オラクル、ブリッジ、ネットワーク混雑などに関連するリスクがあるとしている。また、ユーザーが一部または全部の資産を失う可能性があるとも説明している。

クラーケンは1月、ヴェーダのボールト基盤を活用したDeFiアーン(DeFi Earn)を、クラーケンアーン内で開始している。同機能では、ユーザーの資金を必要に応じて米ドル建てステーブルコイン「USDC」に変換し、USDCボールトを通じてアーベ、モルフォ、タイドロに配分する。

同社によると、USDCボールト群はインセンティブを伴わない自然成長により、運用資産額が2億4,000万ドル(約382億円)を超えたという。

参考:クラーケン
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【5/29話題】Suiのネットワークが一時停止、OasysのL2「HOME Verse」終了へ、米国初のBNB現物ETFが上場など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告