Google従業員、ポリマーケットでのインサイダー取引の疑いで刑事訴追。約120万ドル利益か

Google従業員がポリマーケットでのインサイダー取引の疑いで刑事訴追

グーグル(Google)の従業員が、予測市場プラットフォーム「ポリマーケット(Polymarket)」上でインサイダー取引を行った疑いで、米司法省により刑事訴追された。また米商品先物取引委員会(CFTC)も、ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に民事訴状を提出したと5月27日に発表した。

訴状によると、グーグルにソフトウェアエンジニアとして勤務するスイス在住のイタリア国籍を持つミケーレ・スパニュオーロ(Michele Spagnuolo)氏(36歳)は、グーグルが毎年公表する年間検索トレンドまとめ「Year in Search」の2025年版の非公開情報を用いて、ポリマーケットのイベント契約で取引を行ったという。

同氏はハンドルネーム「アルファラクーン(AlphaRaccoon)」を利用して2025年10月15日頃から2025年12月4日頃まで、「今年グーグルで最も検索された人物(#1 Searched Person on Google this year)」などの結果を予想するイベント契約で少なくとも23件、合計で約275万4,092ドル(約4.4億円)を投じ、約120万ドル(約1.9億円)の利益を得たという。

スパニュオーロ氏は最高10年の禁錮刑が科される商品取引所法違反1件、最高20年の禁錮刑が科される通信詐欺1件、最高20年の禁錮刑が科される資金洗浄1件の罪に問われている。

ポリマーケットは、同社が「世界最大の予測市場」とうたう、ブロックチェーンを用いた予測市場プラットフォームだ。政治・経済・スポーツ・エンタメなど多様なテーマを対象に、未来の出来事の結果を予測するYes/Noシェアを売買できる仕組みを提供している。結果が確定すると、的中した側のシェアは1枚あたり1ドルとして償還される。

参考:CFTC・ニューヨーク南部地区連邦地裁
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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