コンヴァノ、ビットコイン評価損の経営責任で取締役が退任

新任に医師でDataStrategy代表の舟越氏

ネイルサロン「ファストネイル(FASTNAIL)」を運営し、ビットコインの財務戦略を進める東証グロース上場企業コンヴァノが、役員異動を5月25日に公表した。

発表によれば、同社は2026年3月期においてビットコインの評価損を計上しており、その経営責任を明確化するため、取締役の東大陽氏が自らの意思で退任を申し出たという。東氏は2026年6月27日開催予定の第13回定時株主総会の終結をもって退任する見込みだ。

同社は「ビットコインの取得は取締役会における適法な決議を経て実行されたものであり、取得手続上の不備は認められない」としており、東氏に対する善管注意義務違反を理由とした責任追及訴訟などは予定していないと説明している。

新任取締役候補には、医師・脳神経外科専門医としてのキャリアを持ち、現在は株式会社DataStrategy代表取締役を務める舟越勇介氏が指名された。同氏は九州大学病院や神戸市立医療センター中央市民病院などを経て、2023年に医療法人社団メディカルフロンティアに入職。2025年10月からDataStrategy代表を務めている。同社はヘルスケアプラットフォーム事業の拡大と新中期経営計画の遂行を招聘の理由として挙げた。なお、舟越氏は現時点でコンヴァノ株を320万株保有している。

総会後の取締役会は、上四元絢氏・横山周平氏・位髙力氏・白井真氏の再任4名に舟越氏を加えた計5名体制となる予定。役員異動の効力発生は、総会での第1号議案(取締役5名選任)の承認可決を条件とする。

コンヴァノは、2027年3月末までに21,000BTCを保有することを長期KPIとする「コンヴァノ21,000ビットコイン財務補完計画」を策定。しかし、2025年11月には、この財務戦略を取り下げ、事業ポートフォリオを本業中心の構成に再編する方針を発表。本業で安定的に利益を生む企業構造へ移行する方針を示していた。

参考:発表 
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者