ポリマーケット、未上場企業イベント連動の予測市場を開始、Nasdaq Private Marketのデータ活用で

ポリマーケットが未上場企業の業績連動の予測市場を開始

ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)活用の予測市場プラットフォーム「ポリマーケット(Polymarket)」が、未上場企業の業績やマイルストーンに連動する初の予測市場を開始した。米時間5月18日に発表された。最初の未上場企業向け予測市場は、ポリマーケット上で同日開始された。今後も追加の市場が順次展開される予定だ。

この未上場企業関連市場における結果判定用データプロバイダーには、未上場市場向けの流動性および投資インフラを提供するナスダック・プライベート・マーケット(Nasdaq Private Market:NPM)が独占契約のもと採用された。ポリマーケットの予測市場インフラと、NPMが持つプライマリーおよびセカンダリー市場活動に関する信頼性の高いデータを組み合わせたとのことだ。

この新たな市場により、個人参加者は、これまで参加が難しかった有力な未上場企業に関するイベントの結果に連動する予測市場へ参加できるようになる。対象イベントには、評価額のマイルストーン、IPO時期、セカンダリー市場の取引活動などが含まれる可能性がある。

また機関投資家にとってこの新市場は、未上場市場の動向を把握するための新たなリアルタイム指標になるという。NPMの取引ベースの価格データは、すでに世界の大手金融機関の一部に利用されており、今回の予測市場はそれを補完するものになるという。

ポリマーケットによると世界のユニコーン企業は約1,600社に達し、その累計価値は5兆ドル超(約795兆3,500億円)に上るとのこと。一方で、これらの企業へのアクセスは主に機関投資家や富裕層に限られており、大多数の個人は企業が上場する前に生まれる価値創出から取り残されてきたという。

ポリマーケット創業者兼CEOのシェーン・コプラン(Shayne Coplan)氏は、「予測市場は、金融情報と機会へのアクセスを民主化するうえで、最も強力なツールの一つだ」と述べた。また今回の開始について、「個人参加者がこれまでアクセスできなかった金融市場の最後のフロンティアの一つに、その力をもたらすものだ。初めて、誰もが世界で最も重要な未上場企業の価値を左右する結果に参加できるようになる」と説明している。

参考:ポリマーケット
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。