クリプトドットコム、UAEで非現金型決済サービスの「SVFライセンス」取得

Crypto.comがUAE中銀からSVFライセンス取得

暗号資産(仮想通貨)関連企業クリプトドットコム(Crypto.com)のUAE法人フォリスダックスミドルイースト(Foris DAX Middle East FZE)が、UAE中央銀行(CBUAE)から非現金型決済サービスの「SVFライセンス(Stored Value Facilities license)」を取得した。クリプトドットコムが5月11日に発表した。

SVFライセンスは、顧客などが金銭または金銭的価値を払い込み、その価値を蓄積する現金以外の決済サービスを提供するための許認可だ。クリプトドットコムによると、UAEでSVFライセンスを取得した暗号資産サービスプロバイダー(VASP)は同社が初めてだという。

今回のライセンス取得により、クリプトドットコムはドバイ財務局(DOF)との提携を本格化し、UAE居住者による政府サービス利用時の手数料について、暗号資産での支払いを可能にする方針とのこと。これらの支払いに伴う決済・精算はSVFの枠組みを通じ、UAEディルハムまたはUAE中央銀行(CBUAE)が承認したディルハム連動型ステーブルコインで行われるという。

また、同社はUAE中央銀行から必要な承認を得た後、ドバイのエミレーツ航空(Emirates Airline)と空港免税店運営大手ドバイデューティーフリー(Dubai Duty Free)との暗号資産決済連携も開始できるとのことだ。なおクリプトドットコムとエミレーツ航空は2025年7月、エミレーツ航空の決済システムへの暗号資産決済導入に向け、覚書(MoU)を締結していた。

これらの取り組みは、ドバイのキャッシュレス戦略を支援するものだという。同戦略は、ドバイ政府が2026年までに政府・民間部門全体でキャッシュレス取引比率90%の達成を目指す取り組みだ。

なおクリプトドットコムは2025年5月、DOFとMoU締結を発表。この覚書は、ドバイ政府がデジタルポータル上で、暗号資産ウォレットを通じた政府サービス手数料の支払いチャネルを導入するための枠組みを提供するものと説明されていた。

また同社は同年3月、同社のドバイ法人がドバイ暗号資産規制機関(VARA)から、デリバティブ商品の提供に関する限定ライセンスを取得したと発表していた。 

参考:クリプトドットコム
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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