フランクリン・テンプルトン、コインファンド分離の250デジタル買収へ。デジタル資産事業を拡大

フランクリン・テンプルトンが250デジタル買収へ

資産運用会社フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、ベンチャー投資会社コインファンド(CoinFund)からスピンアウトした暗号資産投資部門「250デジタル(250 Digital)」を買収することで合意したとは4月1日に発表した。デジタル資産分野での事業拡大を加速させる狙いである。

この取引は、トランプ政権下での追い風となる政策を背景に、伝統的な金融機関が暗号資産分野での存在感を強めている流れの中で行われる。運用資産が1.7兆ドル(約271.3兆円)のフランクリン・テンプルトンは、ブロックチェーン技術やデジタル資産投資の分野を早くから開拓してきた企業の一つである。

同社によると、取引完了後の新たな暗号資産事業は「フランクリン・クリプト(Franklin Crypto)」の名称となる。買収額などの財務条件は開示されていない。金融業界のベテランであるクリストファー・パーキンス(Christopher Perkins)氏が同部門を率い、セス・ギンズ(Seth Ginns)氏が最高投資責任者(CIO)を務める。両氏はフランクリン・テンプルトンのイノベーション責任者であるサンディ・コール(Sandy Kaul)氏にレポートする。

この事業は、同社がこれまで進めてきた暗号資産およびブロックチェーン分野でのベンチャー投資機能を土台としつつ、より広範なデジタル資産投資プラットフォームの拡充を図るものとなる。今回の取引は、顧客承認を含む通常の前提条件を満たしたうえで、2026年第2四半期に完了する見通しである。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Franklin Templeton to acquire CoinFund spinoff to expand crypto push (Reporting by Prakhar Srivastava in Bengaluru; Editing by Diti Pujara and Maju Samuel)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。