ブレイブ(Brave)が日本国内で防弾少年団(BTS)やラッシュゲーミングの限定ブラウザを提供

ブレイブ(Brave)が日本国内で防弾少年団(BTS)やラッシュゲーミングの限定ブラウザを提供

次世代分散型ブラウザBrave(ブレイブ)を運営するBrave Software Incが、eスポーツチーム運営会社や「防弾少年団(BTS)」と連携した限定Braveブラウザを日本国内で提供することを6月5日日経新聞が報じた。

プロeスポーツチーム「Rush Gaming」を運営する株式会社Rush Gamingと共同する限定ブラウザでは、新規タブページの背景やお気に⼊りが「Rush Gaming」に関連したものに設定される。また同ブラウザにて広告を閲覧した際に無料で取得できるBraveの独自トークン「BAT(ベーシックアテンショントークン)」により、サイトや動画のクリエイターに支援をすることができる「Brave Rewards」の機能を利用して「Rush Gaming」を支援することができる。

また日本国内でも人気の韓国男性アイドルグループ「防弾少年団(BTS)」と連携した限定ブラウザでは、「Rush Gaming」の限定ブラウザのように「Brave Rewards」の機能は利用できないが、Braveブラウザでのみ視聴できる限定動画が配信されるようだ。日経新聞によると今後はBTSにも「Brave Rewards」を使った支援ができるように調整を進めるとのことだ。

編集部のコメント

Braveは個人データを収集するような広告をブロックする機能「BRAVE SHIELDS」をもつブラウザです。広告をブロックすることでブラウザが軽くなるという利点がある他、Braveでは反対に特定の広告を閲覧することで、前述したBraveの独自トークン「BAT(ベーシックアテンショントークン)」を取得することもできます。

Braveの正式版には、iOS版、Android版、Windows版、macOS版、Linux版がリリースされており、52言語に対応しています。先月5月には月間アクティブユーザー数(MAU)が1,540万人に達したことを発表しています。

またBrave Software Incの日本版公式Twitterの6月6日のツイートによるとBraveは日本のAppStore無料ランキング2位、Google Playでは7位になったとのことです。

Braveは、米国暗号資産(仮想通貨)取引所ジェミナイ(Gemini)でBATの取り扱いが開始され、またバイナンス(Binance)との提携を行っており、また先月5月には新型コロナウィルスの状況に対応する為にBraveにビデオ通話サービス「Brave Together」を追加するなど、知名度を上げる取り組みを行っています。なおBATは現在日本の取引所ではGMOコインとビットフライヤーで取り扱いがあります。

ちなみに一方で同日6月6日には、Braveから暗号資産取引所バイナンス(Binance)とバイナンスUSにアクセスすると、アドレスバーにアフィリエイトリンクが自動的に挿入される問題が発生し、ブレイブの共同創業者兼CEOであるBrendanEich(ブレンダン・エイク)氏はミスがあったことを認めて謝罪するといったニュースも報じられています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock /Irina-Shibanova・extracoin)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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