S&P500の無期限デリバティブがハイリ上で24時間365日の取引可能に
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P Dow Jones Indices:S&P DJI)が米株価指数「S&P500」のライセンスをtrade.xyzに付与し、trade.xyzが分散型取引プラットフォーム「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」で同指数に連動する無期限デリバティブ市場を提供開始した。trade.xyzの公式Xより3月18日に発表された。
trade.xyzは、ハイパーリキッド上で実世界資産(RWA)に基づくデリバティブ市場を提供するプロバイダー。S&P DJIによると2025年10月以降の累計取引量は1,000億ドル(約15.9兆円)を超え、現在の年率換算ランレートは6,000億ドル(約95.7兆円)規模に達しているという。
今回提供されるのは、S&P500に連動する無期限デリバティブで、S&P500に基づく公式ライセンス付き無期限デリバティブとしては初の事例だ。S&P DJIはこれを、主要指数ベンチマークに基づく初の公式ライセンス付き無期限デリバティブとも位置付けている。
同プロダクトは、ハイパーリキッド上で稼働し、対象資産であるS&P500指数へのエクスポージャーを24時間365日オンチェーンで取得できる設計となっている。今回の取り組みにより、分散型プラットフォーム上でS&P500に対するレバレッジポジション(ロングおよびショート)を取ることが可能になるという。なお、同プロダクトは適格な非米国投資家向けとされている。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、今回の取り組みについて、同社の指数データに基づくベンチマークへのアクセスをデジタル取引環境に拡張するものだと説明している。また、デジタルネイティブな投資家に対しても、同社の指数が持つ機関投資家水準のデータ品質の提供が目的だという。
同社によると、S&P500は世界の金融市場における代表的な株価指数であり、先物やオプション、ETF、構造化商品などを通じて、関連するエクスポージャーの取引量は1日あたり1兆ドル(約159.5兆円)以上に上るとされている。
今回のプロダクトは、こうした既存の金融市場で広く利用されてきた指数を、オンチェーン上の無期限デリバティブ市場へ拡張する取り組みの一環と位置付けられる。
なお、ハイパーリキッドの創業者ジェフ・ヤン(Jeff Yan)氏は今回の取り組みについて、「DeFi(分散型金融)へのグローバルアクセス、パーペチュアル(無期限先物)市場による24時間の価格発見、既存の金融スタックのアップグレードを示すもの」と自身のXアカウントで伝えた。
同氏は、S&P500について「世界最大の経済を象徴する単一の指標」であり、「最も流動性の高いパーミッションレスな市場(ハイパーリキッド上)において、24時間その値動きを追跡できるようになる」と述べた。
S&P Dow Jones Indices and trade[XYZ] have joined forces to launch the first official S&P 500 perpetual contract, available exclusively on Hyperliquid.
— trade.xyz (@tradexyz) March 18, 2026
For 69 years, the S&P 500 has been a defining reference point for global finance. Until now, access to that benchmark has been…
Huge congratulations to TradeXYZ and S&P for this historic partnership. I’m honored that these teams choose to build on Hyperliquid.
— jeff.hl (@chameleon_jeff) March 18, 2026
Seeing official S&P500 perpetual futures launch exclusively on Hyperliquid is a validation of everyone’s past years of hard work: global access to… https://t.co/Zl49ZP093h
参考:S&Pグローバル
画像:PIXTA