ユーテクスオーがテザーらから7.5Mドル調達、ビットコインネイティブなUSDT決済基盤構築に向け

Utexoが11.8億円調達

ビットコインネイティブなステーブルコイン決済向け実行レイヤー提供のユーテクスオー(Utexo)が、USDT決済基盤の構築に向け、シードラウンドで750万ドル(約11.8億円)を調達したと3月6日に発表した。

このラウンドは、テザー(Tether)社、ビッグブレインホールディングス(Big Brain Holdings)、ポータルベンチャーズ(Portal Ventures)の3社が主導したとのこと。

この資金調達には、フランクリンテンプルトン(Franklin Templeton)、メイブン11キャピタル(Maven11 Capital)、フルグルベンチャーズ(Fulgur Ventures)、アルケミーVC(Alchemy VC)、イーサリアルベンチャーズ(Ethereal Ventures)、オーロスベンチャーズ(Auros Ventures)、アーカナムキャピタル(Arcanum Capital)、ペーパーベンチャーズ(Paper Ventures)、アクシア8(Axia8)、フロートレーダーズ(FlowTraders)、プランB(Plan B)、ゲートベンチャーズ(Gate Ventures)、サッツベンチャーズ(Sats Ventures)が参画したという。

あわせて、レジャー(Ledger)、ハイペリオン(Hyperion)、BTCターク(BTC Turk)、エコー(Echo)、リージョン(Legion)、SOLVの関係者を含むエンジェル投資家も同ラウンドに参加したとのこと。なお、調達資金の具体的な使途は明らかにされていない。

ユーテクスオーは、ライトニングネットワーク(Lightning Network)の即時実行と、ビットコイン(Bitcoin)基盤のスマートコントラクトプロトコル「RGB」によるプライバシー保護型のデジタル資産発行を組み合わせた実行・決済基盤を提供する企業だ。公式ドキュメントによると、同社はこれらを単一のAPI/SDKとして提供し、決済事業者が基盤技術の複雑さを直接扱わずに済ませるという。

またユーテクスオーによると、ユーザー体験や既存のカストディ、コンプライアンスのワークフローを大きく変えずに、ビットコインおよびライトニングネットワークを通じた米ドル建てステーブルコイン「USDT」のネイティブ決済を可能にするという。

さらに同社の説明では、同インフラは手数料を固定かつ予測可能にし、各取引のコストを事前に把握できる設計を採用している。決済コストはUSDTで支払われ、混雑やブロックスペース需要に左右されにくいという。また取引はアトミックに決済され、プライベートに処理されたうえで、1秒未満で完了するとしている。

ライトニングネットワークは、ビットコインブロックチェーンのオフチェーン・スケーリングソリューション。ブロックチェーンの外で取引を行うオフチェーン取引により、ビットコインの決済速度の向上や少額決済(マイクロペイメント)、安価な送金手数料を実現する技術だ。

参考:テザー社
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。