ビットゴー、MiCA枠組みでEEA全域に「クリプト・アズ・ア・サービス」提供開始

銀行・フィンテック向けにカストディや取引機能をAPIで提供

デジタル資産カストディ企業ビットゴー(BitGo)の欧州法人ビットゴー・ヨーロッパ(BitGo Europe GmbH)が、欧州経済領域(EEA)での「クリプト・アズ・ア・サービス(Crypto-as-a-Service:CaaS)」提供開始を3月3日に発表した。

ビットゴーは昨年、欧州連合(EU)の「暗号資産市場規則(MiCA/MiCAR:Markets in Crypto Assets Regulation)」のライセンスを取得している。EUではMiCAにより暗号資産サービスの統一規制が導入されている。

なおEEAはEU27ヶ国にノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを加えた欧州単一市場を指す。金融サービスではEUと同様の市場として扱われるため、同サービスはEEA域内30ヶ国で提供可能になるという。

これによりEEA域内の銀行やフィンテック企業は、ビットゴーのAPIやウェブフック(Webhook)を利用することで、暗号資産(仮想通貨)のオンボーディング、カストディ、取引などの機能を自社サービスに組み込めるようになるという。また、欧州の決済ネットワーク「SEPA(Single Euro Payments Area)」を通じて、法定通貨と暗号資産を接続するオン・オフランプ機能にも対応する。

同サービスでは、規制上認められたカストディに対応したマルチ資産ウォレットの提供や、APIベースの本人確認(KYC)によるユーザーオンボーディング、暗号資産取引と清算機能などが利用できるとしている。

なお同サービスはこれまで、米国ではビットゴー・バンク&トラスト(BitGo Bank & Trust, National Association)を通じて提供されていた。今回、MiCAのライセンス枠組みの下で欧州にも提供地域が拡大された形となる。

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者 ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。