ムーンペイとエムゼロ、PYUSD裏付けのトークン発行フレームワーク「PYUSDx」公開

自社ブランドのステーブルコイン発行可能に

暗号資産(仮想通貨)決済プロバイダーのムーンペイ(MoonPay)とステーブルコイン発行基盤提供のM0が、ペイパルUSD(PYUSD)裏付けのトークン発行フレームワーク「PYUSDx」の立ち上げを2月27日発表した。

開発者は、米決済大手ペイパル(PayPal)提供の米ドル建てステーブルコインPYUSDを裏付け資産として、自社ブランドのアプリケーション特化型ステーブルコインをPYUSDx上で発行できるとのこと。

また開発者はPYUSDxにより、自社ブランドのアプリケーション特化型ステーブルコインを構築から発行まで数日で進められるという。さらにPYUSDx上で発行されるトークンは、クロスチェーン互換性を備えるほか、準備金状況をオンチェーンで報告・検証できる仕組みにより透明性が向上するとのこと。

なおPYUSDx上で発行されるトークンは、ペイパルやベンモ(Venmo)のアカウント内での保管・送受信・取引に対応しないという。

PYUSDxはムーンペイデジタルアセッツ(MoonPay Digital Assets)が提供し、同社が同フレームワークにおけるトークン発行体を担うとのこと。

PYUSDは、米決済大手ペイパル提供の米ドル建てステーブルコイン。PYUSDの発行体は、パクソス・トラスト・カンパニーN.A.(Paxos Trust Company, National Association)だ。同社は2025年12月に連邦チャーターへの転換が発効しており、米通貨監督庁(OCC)の監督下にある。PYUSDは米ドルと1:1でペッグされており、準備金は米ドル預金、米国債、現金同等物で構成され、100%の裏付けがあるとされる。

ちなみにムーンペイは2月24日、AIエージェント向けノンカストディアル型ソフトウェア基盤「ムーンペイエージェンツ(MoonPay Agents)」のローンチを発表した。同基盤は、資金の投入から取引の実行、法定通貨への出金まで対応する金融レイヤーとして提供されるとのことだ。 

参考:PYUSDx
画像:iStocks/KrulUA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【10/23話題】a16z Cryptoがa16z Frontierに改称、経産省がオフホワイトハッカーチーム設立へ、自民党が暗号資産の追跡強化提言など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

アイルランド中銀、コインベース現地法人に約325万ユーロの制裁金。顧客資金保全などに不備

アイルランド中央銀行(Central Bank of Ireland)が、暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベース(Coinbase)の現地法人コインベース・アイルランド(Coinbase Ireland Limited)に対し、顧客資金の保全および業務委託管理に関する規制違反を理由に、325万2,618ユーロ(約5.7億円)の制裁金を科すことで合意したと10月22日に発表した