ビットコインステーキングのバビロン、a16zから15Mドル調達、「BTCVaults」開発資金で

バビロンがa16zから資金調達

ビットコイン(Bitcoin)のステーキングプロトコルを提供するバビロン(Babylon)が、大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)の暗号資産(仮想通貨)部門a16z Cryptoからの1,500万ドル(約23.5億円)出資決定を1月7日に発表した。

a16z Cryptoのブログによると今回の出資は、バビロンのネイティブトークン「BABY」の購入により実施された。

なお調達資金の使途は、バビロンによる新たなビットコイン運用インフラ「トラストレスBTCボールト(Trustless BTCVaults)」の開発と拡張に充てられる。

トラストレスBTCボールトでは、ネイティブビットコインを検証可能な形でロックし、ラッピング、カストディアン、仲介者を介さずに担保として利用できるようにするという。

同インフラは、ビットコインのベースレイヤー上に固定されているため、外部アプリケーションはビットコインが所定の場所に留まっていることを確認し、担保条件を適用し、裁量的な制御ではなく暗号メカニズムを通じてロック解除または清算ルールを実行できるとのこと。基盤となる技術は、証人暗号化とガーブル回路を用いることで、ビットコインがゼロ知識証明を効率的に検証できるようにしているとのことだ。

a16z CryptoはこのトラストレスBTCボールトによりバビロンが、ネイティブなビットコインレンディングプロトコルとして拡大していく可能性に期待しているとしている。また取引所やマルチシグラップされたビットコインではなく、レンディングプロトコルで利用できる信頼性の高い中立的な形態のビットコインが提供できることで、長期的には、無期限先物(パーペチュアル)取引所やステーブルコインにおける担保としてビットコインが活用される可能性を考えているとのことだ。

なおバビロンよる資金調達が公表されたのは、2024年5月発表のパラダイム(Paradigm)主導による7,000万ドルの調達と2023年12月発表のポリチェーンキャピタル(Polychain Capital)とハックVC(Hack VC)の共同主導による1,800万ドル。その他にもテストネットローンチ前日の2024年2月に大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)のVC部門バイナンスラボ(Binance Labs:現YZi Labs)による出資や2022年にシードラウンドによる資金調達が行われている。 

参考:バビロンa16z crypto
画像:iStocks/ChrisGorgio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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