インベスコとギャラクシーのステーキング対応「ソラナ(SOL)」現物ETF、Cboe BZXで取引開始

Invesco Galaxy Solana ETF取引開始

米資産運用会社インベスコ(Invesco)とギャラクシー・アセット・マネジメント(Galaxy Asset Management)組成の暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のステーキング対応現物ETF(上場投資信託)が取引開始された。同社が12月15日に発表した。

同ETFの名称は「Invesco Galaxy Solana ETF」。ティッカーシンボル「QSOL」で米シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)に上場した。また、同ETFはギャラクシー・デジタル・インフラストラクチャー(Galaxy Digital Infrastructure)を通じてSOLをステーキングして報酬が得られるとのこと。

インベスコは12月9日付で、QSOLに関する「8-A申請書(Form 8-A)」を、米SEC(証券取引委員会)に提出した。フォーム8-Aは、証券を取引所で売り出す前に提出しなければならない申請書類で、特定クラスの有価証券登録書および略式登録書としても知られている。1934年証券取引法に基づき、企業が証券を取引所に上場し、一般提供するために登録する主要な書式の1つだ。

なお、QSOLは1940年投資会社法に基づく登録ファンドではなく、別の規制枠組みの下で提供されるETFだ。このため、同法に基づく投資家保護の適用対象外となる。

同法の適用対象外となる資産運用会社組成のSOL現物ETFは、10月末以降から米国で相次いでローンチされている。

直近では、12月3日にフランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)組成の「Franklin Solana ETF(SOEZ)」がローンチされた。

また、11月19日にはスイスの資産運用会社21シェアーズ(21Shares)組成の「21Shares Solana ETF(TSOL)」、11月18日には米大手資産運用会社フィデリティ(Fidelity)組成の「Fidelity Solana Fund(FSOL)」、同日に暗号資産運用会社カナリー・キャピタル・グループ(Canary Capital Group)組成の「Canary Marinade Solana ETF(SOLC)」がローンチされた。

さらに、11月17日には米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)組成の「VanEck Solana ETF(VSOL)」、10月29日には米暗号資産運用会社グレースケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)組成の「Grayscale Solana Trust ETF(GSOL)」、10月28日には米暗号資産運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management)組成の「Bitwise Solana Staking ETF(BSOL)」がローンチされた。

参考:インベスコ
画像:iStocks/olegback・Who_I_am

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した