バックパック、ソラナでトークン化された上場株をCEXで取扱いへ、スーパーステートの「Opening Bell」統合で

BackpackがOpening Bell統合

海外暗号資産(仮想通貨)取引所バックパック(Backpack)が、米SEC(証券取引委員会)登録済み株式をソラナ(Solana)チェーン上で上場する初のCEX(中央集権取引所)になると10月15日に発表した。

これにあたりバックパックは、フィンテック企業スーパーステート(Superstate)と提携。上場株は、スーパーステート提供のオンチェーン株式上場プラットフォーム「オープニング・ベル(Opening Bell)」でトークン化されるとのこと。トークン化された上場株はバックパックに統合されることで、同取引所で取引可能になるという。

今年5月にローンチされたオープニング・ベルは、合成やラップではなく、米SEC登録済みの実株式のオンチェーン発行を可能にする。トークン化された株式は、セルフカストディウォレットでの保有や、デジタル金融商品との統合にも対応する。 

バックパックにおけるトークン化された上場株の取引対象ユーザーは、米国外の適格投資家に限定されるとのこと。バックパックは、暗号資産やステーブルコインと同様に、トークン化された上場株を24時間365日売買可能にするという。なお取り扱い銘柄および取引開始時期は近日中に発表予定だ。

ちなみに、9月3日には米ナスダック(Nasdaq)の暗号資産運用企業ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital Holdings)が、オープニング・ベルを通じて自社株式(GLXY)をソラナ上でトークン化した。この取り組みは、SEC登録済みの株式がパブリックチェーン上で直接トークン化された初の事例とされている。

また同月22日には、ナスダック上場企業フォワードインダストリーズ(Forward Industries)が、オープニング・ベル経由で自社株式(FORD)をソラナ上でトークン化予定であると発表。

なお同月25日には、ナスダック上場シャープリンクゲーミング(SharpLink Gaming)が、オープニング・ベルを通じて自社株式(SBET)をイーサリアム(Ethereum)上でトークン化予定であると発表した。

画像:iStocks/eugenesergeev

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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