ヴァンエック、米国でハイパーリキッド(HYPE)のステーキング対応ETF申請計画=報道

VanEckがHYPEのETFとETPの申請を計画

米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、米国向けに暗号資産(仮想通貨)ハイパーリキッド(HYPE)のステーキング対応現物ETF(上場投資信託)を申請する計画を進めている。同社従業員への取材をもとに「ブロックワークス(Blockworks)」が9月10日に報じた。また報道によるとヴァンエックは、欧州向けにもHYPEのETP(上場投資商品)申請を計画しているとのこと。

ヴァンエックのデジタル資産プロダクトディレクターであるカイル・ダクルーズ(Kyle Dacruz)氏によると、同社は投資商品の純利益の一部をHYPEの買い戻しに充てる可能性があるという。またハイパーリキッドは現在、プラットフォーム収益のほぼ全額をHYPEの買い戻しに充てていると同氏は述べたとのこと。

なおダクルーズ氏は、HYPEのETF申請時期についてはコメントを控えたという。

HYPEは、分散型取引所(DEX)およびその基盤となるレイヤー1ブロックチェーン「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」のネイティブトークンだ。同チェーンは完全オンチェーンの永久先物とスポット注文帳を含み、毎秒約20万件の注文をサポートする「ハイパーコア(HyperCore)」と、汎用スマートコントラクトプラットフォーム「ハイパーEVM(HyperEVM)」で構成されている。

なお、スイスのSIXスイス証券取引所(SIX Swiss Exchange)では、8月28日から「21Shares Hyperliquid ETP」がティッカーシンボル「HYPE」で取引を開始している。同ETPは、スイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が提供するHYPE連動型の上場取引型金融商品で、HYPEの現物資産を裏付けとしているとのことだ。

参考:ブロックワークス
画像:iStocks/Lidiia Moor

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。