コインベース、株式と暗号資産ETFを組み合わせた先物商品を米国で提供へ

コインベースがMag7 + Crypto Equity Index Futures提供へ

コインベースデリバティブズ(Coinbase Derivatives)で、株式と暗号資産(仮想通貨)ETF(上場投資信託)を1つのインデックスにまとめた先物商品が9月22日より提供される予定だ。コインベースデリバティブズ提供の米大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)が9月2日に発表した。

この先物商品の名称は「マグセブン・プラス・クリプト・エクイティ・インデックス・フューチャーズ(Mag7 + Crypto Equity Index Futures)」。

同商品には、マグニフィセントセブンと呼ばれる米国主要テクノロジー企業7社アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)、アマゾン(AMZN)、エヌビディア(NVDA)、メタプラットフォーム(META)、テスラ(TSLA)に加え、コインベース株(COIN)が含まれるとのこと。さらに、暗号資産ETFとして「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」および「iShares Ethereum Trust(ETHA)」も構成銘柄に組み込まれる。

発表によると、米国で株式と暗号資産ETFを組み合わせたデリバティブ商品が提供されるのは初だという。

7月21日よりコインベースデリバティブズでは、米商品先物取引委員会(CFTC)規制下の米国版パーペチュアル型先物取引を提供開始している。取扱対象には、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)などの暗号資産が含まれている。

パーペチュアル(無期限)取引は、現物と先物、CFD(差金決済取引)の特徴を併せ持ち、限月(満期日)が存在しないデリバティブ取引の一種である。これにより投資家が柔軟にポジションを保有し続けることが可能だ。

参考:コインベース
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。