gumiが25億円で「エックスアールピー(XRP)」購入決議、ビットコインと両軸の資産戦略へ

gumiがXRP購入へ

東証プライム上場企業のgumi(グミ)が、25億円で暗号資産(仮想通貨)エックスアールピー(XRP)を購入すると8月29日に発表した。9月から2026年2月の期間にて購入を実施するという。

gumiは今年6月、10億円相当のビットコイン80.352BTCを取得していた。なお同社は、バリデータ参画している「バビロン(Babylon)」等のステーキングプロトコルにてビットコインを運用し、収益獲得と資産価値向上を図っている。

同社が今回新たにXRPを取得する目的は、国際送金・流動性ネットワークの中核を担うXRPのエコシステムに参画し、同社の金融領域における収益機会の拡大に直結させるためとのこと。単なる価格上昇を期待するものではなく、戦略的な取り組みだという。

gumiはXRPについて、同社筆頭株主であるSBIホールディングスが中核的に推進する「国際送金・流動性ネットワーク戦略において重要な役割を担うアセット」だと説明。国際送金や流動性供給といった金融インフラにおける実需利用が拡大している点は、XRPを中長期的な成長資産として位置付ける上で大きな意義を持つとのことだ。

今後gumiは、グローバルに普遍的な資産であるBTCと金融実需に根差したネットワークアセットであるXRPの両軸による資産戦略を推進するとのこと。

BTCについては、安定的なステーキング収益の獲得と普遍的資産の価値上昇メリットを享受し、XRPについてはエコシステム拡大への貢献を通じて金融領域における収益力を強化するという。そして同社は、これらを両輪とすることで、gumiのブロックチェーン等事業の基盤を一層強固なものとし、中長期的な企業価値の持続的向上につなげるとしている。

参考:gumi
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。