上場企業で初、米BTCSが1株当たり0.05ドル相当をイーサリアム(ETH)で配当

BTCSが0.05ドル相当をETHで配当

米ナスダック(Nasdaq)上場のブロックチェーン技術会社BTCSが、1株当たり0.05ドル相当を暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)で配当する「ビビデンド(Bividend)」を実施する予定であると8月18日に発表した。上場企業がETHで配当を行うのは初めてだという。

配当額である0.05ドル相当のETHは、9月26日の基準日におけるETH価格に基づいて算出されるとのこと。株主は同日までにビビデンド専用サイトでオプトイン(参加・同意)手続きを完了し、株式を移転代理人に移管する必要があるという。

配当は基準日以降に速やかに支払われる予定とのこと。また、ETHによる受け取りを選択しない株主には、1株当たり0.05ドルの現金配当が支払われるという。

さらに同社は株式を移転代理人に移管し、最低120日間保管する株主に対して、1株当たり0.35ドルをETHで支払うロイヤルティ支払いも実施する予定とのこと。

ロイヤルティ支払いの対象となるのは、移転代理人に株式を移管し、9月26日から2026年1月26日まで株式を保有している株主だという。なお支払いは2026年1月26日以降に行われるとのこと。

ビビデンドとロイヤルティ支払いを合わせると、対象株主には1株当たり合計0.40ドルがETHで支払われることになる。なお、BTCSは2022年にもビットコイン(BTC)でビビデンドを実施したことがある。

BTCSは5月16日、3,450ETHを約842万ドル(約12億円)で取得したと発表。5月16日時点における同社のETH保有量は約12,500ETHとなり、第1四半期末の9,063ETHから約38%増加したとのことだ。

参考:BTCS
画像:iStocks/Oleksandr Shatyrov

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。