暗号資産決済「Slash Payment」、カイアに対応開始

Slash Paymentがカイアに対応開始

暗号資産(仮想通貨)決済「スラッシュペイメント(Slash Payments)」が、カイアDLT財団(Kaia DLT Foundation)開発提供のレイヤー1ブロックチェーン「カイア(Kaia)」に対応開始した。同サービス提供のSlash Fintech(スラッシュフィンテック)が7月31日に発表した。

これによりスラッシュペイメントユーザーは、「カイアに対応するDEX上で流動性のある暗号資産」での決済が可能となる。

またスラッシュペイメント導入事業者は、カイアをはじめとする12種類のブロックチェーンエコシステムと連携した決済方法の多様化が実現可能になった。

なお今後は、スラッシュが提供する「Slash Vプリカ SHOP」のカイア対応も予定しているという。さらにカイアがラインネクスト(LINE NEXT)と提供しているLINEメッセンジャー内のMini Dappを通じたサービス展開に向けても、共同での取り組みをスラッシュは進めているとのことだ。

スラッシュペイメントとは

スラッシュペイメント、顧客が暗号資産で決済する際に支払先が受け取り希望する暗号資産を持たなくとも、顧客自らが保有する暗号資産が決済画面において自動的にスワップされ、支払先希望の暗号資産で支払いができるサービスだ。システムがDEX(分散型取引所)ルーターと連携することで、最適なレートで暗号資産をスワップする仕組みとなっている。

ユーザーが支払いに利用できる暗号資産はスラッシュペイメントがサポートするブロックチェーン上で発行されている1400以上の銘柄がサポートされているとのこと。また売り上げとして暗号資産を受け取る導入店舗側はUSDT・USDC・DAI・JPYCといったステーブルコインを選択して受け取りができるようになっている。また導入店舗は、コントラクトの発行を行うだけでQRコード/APIの利用が可能となっている。

現在同サービスではカイアの他、イーサリアム(Ethereum)、BNBチェーン(BSC:BNB Smart Chain)、Polygon PoS(ポリゴンPoS)、アバランチ(Avalanche)のCチェーン、アスターネットワーク(Astar Network)、アービトラムワン(Arbitrum One)、OPメインネット(OP Mainnet)、マントルネットワーク(Mantle Network)、ベース(Base)、ソラナ(Solana)のブロックチェーン上の暗号資産での支払いに対応している。

参考:スラッシュ
画像:iStocks/dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。